今日は本のまとめです。
九州地方が梅雨入りしたとのことでそろそろそんな時期かという感じですが気圧が低かったり雨で足元が悪かったり肌寒かったりして遊びに行く気が起こらない日には長風呂しながらもしくは近所のファミレスまで出かけて行って読書するのが好きです。
そんでまた別件で、何かが起きたときに慌てずまず脳内でタスク洗い出して整理する思考のクセみたいなのってどうやったらつくんでしょうねみたいな話をしてて、確かにわたしはどうやってこのクセつけたんだろうと思ってたんですけど、学生時代は全然まじめに勉強してこなかったし20代前半はふらふらしてたので、こういうビジネス的な思考を身に付けなきゃと思うまで遅咲きだったんですよね。
なので追い上げるためにはたくさん知識を詰め込まなきゃいけないってことに行き当たりけっこう乱読したんですけど、その中でも「これは良かったな〜」というのがいくつかあるので、自分の備忘かねてまとめときます。
ちなみに上から順に易しい→ちょっと難解、になってます。
世界一やさしい問題解決の本
世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく
- 作者: 渡辺健介,matsu(マツモト ナオコ)
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2007/06/29
- メディア: 単行本
- 購入: 92人 クリック: 1,213回
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このブログでも何回も紹介してて、何冊も人にプレゼントしてる個人的に超おすすめ本です。小さい、薄い、内容も平易に書いてあって、絵もかわいくて、わかりやすいです。
なんですが、逆にわかりやすすぎて、ある程度それなりの年数仕事しててビジネスした経験のある人にとってはフワッとしてちょっと感覚がつかみにくいことがあるようなので、学生〜新入社員向けのイメージです。
でもスッとハマれば中堅社員でも考え方の基礎練としてぴったりだと思う。
戦略思考トレーニング
これは最近、人から薦められて超いいなと思った一冊。章立てが細かいので、移動中とかにサッて読めるし、クイズ形式なので問いがあって解答があり、それに付随した思考のコツ、みたいなのが書いてあるので、骨子がつかみやすいです。全部をまとめて説明されちゃうとなかなか入ってこないけど、いったん考えるプロセスを経られるのが良かった。
「俺のフレンチには原価率が100%を超えるメニューもあるというがその理由は?」みたいに身近なとこから問題が出されているので、雑学的にも良いです。フェルミ推定にも触れられています。
図解思考の技術
[カラー改訂版]頭がよくなる「図解思考」の技術 (中経出版)
- 作者: 永田豊志
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 中経出版
- 発売日: 2014/01/30
- メディア: Kindle版
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これもずっと前から人に薦めてて、一緒にチームで働く相手には意識の統一っていう意味でも貸したりあげたりする一冊です。「わたしこういうスタイルで説明するタイプだから一応言語として共有しておきますね」的な感じで。言葉で説明しにくかったり、複数要素が絡んだり、時系列での説明も必要になるような事柄は図解で書くと伝わりやすくて、「図解できる」っていうスキルには助けられてきました。
思考を図として定着させて、それをたたき台にして議論するのは本当に良くて、ホワイトボードか裏紙があれば深度がグッと変わるのですごくおすすめです。
仮説思考
このへんまでくるとあと宗派みたいなもんでいろんなスタイルに分類されてくと思うんですけど、わたしはまずここから入りました。そのときに元BCGの上司と働いてたっていうのもあるんですが、とっつきやすかったんだと思います。
「想定される課題・問題をいったん仮で置いてみることができる」のってけっこう重要で、思考の補助線というか「とりあえずの第一歩」が突破できればあとは検証してまた仮説を立てるだけでいいので、その第一歩の踏み出し方という意味で覚えておくといい技術なんじゃないかなと思う。
クリティカルシンキング
これは正直分厚いし読み切るの億劫でしたが読んで良かった一冊。使い方としては教科書っぽい感じなので内容をザーーっと読んで体系を頭に入れたらあと「あーなんかこれクリシン本にあったな」って思い出して引けばいいんじゃないかなくらいの気持ちで読みました。
ピラミッドストラクチャーの作成手順とかこれで正しく知ることができたのは大きかったです。感覚で作ってたけど、こうしてみると見落としかなり多かったので。
以上です
ということでまとめてみましたが、結局わたしの場合はこういう本があるとかいうことすら知らずに頭よくないのに手探りでウオオって突っ込んで素手で開墾してたら死にそうになったので「なんだよ掘り方の本って売ってんのかよ!」って気持ちで読み漁ったんですけど、そうでない場合は食指が動かないってことも多々あると思います。
その場合はまず現場に出て脳みそフットーしそうな勢いで闘ってみるっていうのもひとつの手だと思うのですが、壁にぶつかったとき、「なんかどっかにまとまってたな」ってこのエントリを思い出してもらえたらいいな〜と思ってまとめてみたのでした。今回は思考技術に寄せてまとめたけど、他にもいろいろあるのでそれはそのうち。
今日はそんな感じです。
チャオ!