インターネットの備忘録

インターネット大好きな会社員がまじめにつける備忘録です。

最初の一歩

いざ総合病院へ

これまでは街の婦人科で診てもらっていたものの、手術の検討となるとさすがに街のクリニックでは対応できないので紹介状を書いてもらう。CD-ROM的なものも入っており、ずっしり重い。総合病院の予約はすぐ取れたので、仕事の調整をして検査へ。

朝、保育園へ向かう娘と送る夫と3人で一緒に家を出られたので、少し緊張がゆるまった。自宅からは電車で1駅、娘も救急でお世話になったことのある病院なのだけれど、通常診察の時間は初めてだな〜と思いながら受付を済ませ、婦人科へ。

子宮体がんの検査、えぐい

紹介状である程度の病状は把握いただけていたので、まず内診、超音波で子宮と卵巣の状態をみてもらう。左の卵巣が4〜5センチほどの大きさに腫れていて(通常は2〜3センチ)、全体的に子宮筋腫がバババッとありますね〜とのこと。

前回の子宮がん検診から時間が空いているし一緒に検査しちゃいいましょう、とのことで言われるがままになっていたのだが、子宮体がん(子宮本体のがん)検査は初めてだったので、器具を子宮に入れてゴリゴリッと細胞を取るのが、めちゃくちゃ痛かった。わたしは出産時、助産師さんに「え、この状態でまだ我慢できるの?無理しちゃだめよ!」と言われるくらい我慢強いのだけど、それでも「ぐぅぅ……」と声が出るほど痛かった。マジで痛かった。なんとか深呼吸をして乗り越えたけど、医師と看護師さん二人がかりで慰めてくれたので頑張れた。

方針、なんとなく決まる

涙目になりながら診察を受け、今後の方針について相談する。とっくに子宮とる前提で話が行っていると思っていたが、そこは伝わっていなかったようで、「今後、どうしていきたいですか?」と聞かれ、改めて「できれば子宮摘出の方向で考えてみたいんですが……」とお伝えする。

子宮本体と、卵管、卵巣、の3つのパーツがあり、子宮をとるときには子宮を支えている靭帯を処置して出産時みたいな感じで下から抜くそうなのだけど、一気に全部をとらず、卵巣を1つだけ残しておく方向で話がまとまった。

卵巣まで全部とってしまうと、一気に更年期障害が進んでしまうので、すでに子宮内膜症で腫れてしまっている左側をとり、右側は残すことになりそう。右側、というと、20代の頃に卵巣嚢腫(チョコレート嚢胞)で9割を切除した方だ。もう引退かなと思っていたら、君にはまだもう少し頑張ってもらうのか〜、と思うとねぎらいの言葉でもかけてやりたい気持ちになる。

次の検査を予約して終了

ひとまず診察終了で、次はMRIの検査。がん検査の結果も聞きにこなきゃいけないし、もともと持っている胆石のかかりつけ医に手術時に注意することはないか聞いてきてくださいね〜という話になり、急に病院の予約が増える。大変だな〜。

ふらふらしながら帰宅し、仕事に戻って、チームのみんなに事情を話す。これから通院の回数が増えるし、検査後にめちゃくちゃ疲れることが分かったので、状況を共有しておいたほうが良さそうと思ったので。どのみちどこかで1週間〜は休まなきゃいけないから、早めに共有したのは悪くなかったと思う。すぐに「お休みでもわたしたちの動きをキャッチアップしてもらいやすくするために何ができますか?」と聞いてくれてめちゃくちゃ感動してしまった。このチームのみんながいるから休んで手術しても大丈夫かなと思えたんだよな〜。感謝である。

 

帰宅した夫に「ねえ!めちゃくちゃ痛かったんだけど!」と話したらお手本みたいな「痛そう……!」というリアクションをしてくれたので、満足。素直に共感を示してくれる夫で良かった。会社のみんなもそうだけど、この夫がいなかったら、手術にも踏み出せなかったろうな、と思いまた感謝である。

ということでまずは第一歩。