代々木ダダカフェで第2、第4火曜日にオープンしている「島の大使館」へ行きました。
都市と島(隠岐諸島・中ノ島、海士町:あまちょう)とを
単なるアンテナショップとして
消費地と生産地として繫ぐのではなく、
島へのコンシェルジュとして大使がいつもいる場所として
都市の人と島の人との繋がりの交流拠点となることを目的として
オープンされます。
前にもちょっと書いたんですけど海士町には思い入れがあって、ほそぼそと応援しています。
海士町に行ったときはいろいろ人生が行き詰っていて(というかわたしの人生の大半は行き詰まっている説)エネルギーが自分の内側でぐるぐるして気持ち悪い時期でした。行って自然やら人たちに会ってパーンと解放されて、視界が開けた気持ちになった覚えがあります。
でも東京に戻ってきてまた激務の渦に巻き込まれて、迷って、悩んで、そのとき感じたというか「掴んだ」ようなキラキラした感じがどんどん消えていって、以前の自分とはまた違うけど、やっぱりまたぐるぐるし始めていて。
この「消えていく」感じは村上龍「トパーズ」で書かれたここと似ている。
大切だと思ったことが、寝て起きて、テレビを見て、ラジオを聞いて、雑誌をめくって、誰かと話をしているうちに本当に簡単に消えてしまう。
去年の夏『アンネの日記』のドキュメンタリーをNHKの衛星放送で見て、恐くて、でも感動して、泣いた。
次の日の午前中「バイト」のため『JJ』を見ていたら心が既にツルンとしているのに自分で気付いた。
『アンネの日記』のドキュメンタリーを見終わってベッドに入るまでは、いつかオランダに行ってみようとか、だから女の子の生理のことを昔の人はアンネっていうのかとか、自由に外を歩けるって本当は大変なことなんだとか、いろいろ考えて心がグシャグシャだった。それが翌日には完全に平穏になって、シャンプーできれいに洗い流したみたいに心がツルンとして「あの時は何かおかしかったんだ」と自分の中で「何かが、済んだ」ような感じになってしまっているのが不思議でイヤだった。
なんか焦燥感ばっかり抱えてても意味ないんですけど、でもこれでいいんだっけという疑問はずっとあって、今もあって、ちょうどまたぐるぐるし始めた時期に古い友人と会えて、ここが新しいターニングポイントになるのかもしれないなーと思いました。まだわかんないけど……。いろんなタイミングがピタッと合う瞬間て、あるよね。
最近ずっと「release」「expand」っていう単語が頭にあって、わたしをreleaseしてくれるもの、expandしてくれるものを探してる気がする。文章でも人でもできごとでも。なんだろこれ。
— はせ おやさい (@hase0831) 2014, 12月 18
最近内省的になってる感。季節性情動障害かしら。
帰りにダダカフェさんから「クリスマスだから」ということでこんな素敵なプチギフトをいただいて、元気がでました。こういうの、いいよね。
「こどものころ、どんなクリスマスだった?」で書いていただいた心あたたまるエピソード&おかしのプレゼントです!どうぞ、よいクリスマスを!
自分の奥深くにある古い記憶に触ってみるって、大切かもしれない。
みなさまも、素敵なクリスマスを。
今日はそんな感じです。
チャオ!
☆海士町にまつわるいろいろまとめた
編集者イチオシの今日の一枚 DAILY PHOTO | ソトコト
「ないものはない」離島・島根県海士町に人が集まる秘密とは? 「役場は住民総合サービス会社」という山内道雄町長の改革
海士町を蘇らせた山内道雄町長とは何者か 自分がよそ者の子供だったから、よそ者の気持ちが痛いほど分かる:JBpress(日本ビジネスプレス)
海士へIターンして活動している友人の著書。
- 作者: 株式会社巡の環(阿部裕志・代表取締役/信岡良亮・取締役)
- 出版社/メーカー: 木楽舎
- 発売日: 2012/12/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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町長の山内道雄さんの著書。おもしろかったです。