インターネットの備忘録

インターネット大好きな会社員がまじめにつける備忘録です。

信頼を失うのは一瞬(薬事法とかメモ)

ブログを書いていると、生活の中で「これはいい!」とか「超おすすめしたい!」って思ったことをここで紹介したくなることがあります。

この夏でいうとハッカ油のこととかは、特に自分で良かった!と実感したので、みんなにおすすめしたいと思ってエントリーをまとめたのですが、一方で、無責任なことを言い切ってはいけないとも思ったりもします。


特に何かを口に入れたり肌に触れたりすることとか、健康に関わることについて、気軽に断定したり言い切ることにものすごく抵抗があります。


性格的に慎重というかビビりというか、100%すべての人に同じ効果が出ないことは明らかなので、「合う人にはいいと思いますよ」という言い方をして、断言したくないっていう及び腰なところがあるのと、仕事で薬事法に関わる表現について神経を使った経験があったからかもしれないなと思いました。


こうして文章を書いたり何かを紹介する以上は、対価が発生していなくても「誰かに対して何か影響を与える」可能性があると心構えをしておいても損はないと思います。いい意味でも、悪い意味でも。

自分でもちょっと忘れかけていたので、これを機会に調べなおしたことをいろいろ備忘。

薬事法ってなによ

薬事法
http://law.e-gov.go.jp/cgi-bin/idxselect.cgi?IDX_OPT=1&H_NAME=%96%f2%8e%96%96%40&H_NAME_YOMI=%82%a0&H_NO_GENGO=H&H_NO_YEAR=&H_NO_TYPE=2&H_NO_NO=&H_FILE_NAME=S35HO145&H_RYAKU=1&H_CTG=1&H_YOMI_GUN=1&H_CTG_GUN=1

第一章総則より

この法律は、医薬品、医薬部外品、化粧品及び医療機器の品質、有効性及び安全性の確保のために必要な規制を行うとともに、指定薬物の規制に関する措置を講ずるほか、医療上特にその必要性が高い医薬品及び医療機器の研究開発の促進のために必要な措置を講ずることにより、保健衛生の向上を図ることを目的とする。


医薬品や医薬部外品、化粧品etcに関して、表現していいこと/いけないことがありますよ、それは安全性を確保するためですよ、ということです。「そんな取り決めなんて云々」という前に、誰かの安全のために決められたルールがあるんだから、それを把握しておきましょう。

具体的に何がダメなの

具体例

健康増進法上問題となるインターネット広告表示(PDF)
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/hokenkinou/dl/7f.pdf

薬事法に関わる不適表示・広告事例集|東京都福祉保健局
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kenkou/iyaku/sonota/koukoku/jirei/index.html

誇大表示の禁止について|東京都福祉保健局
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/anzen/hoei/hoei_018/hoei_018.html

化粧品等の適正広告ガイドライン(PDF)
http://www.jcia.org/adgl.pdf


このあたりを参照するとよいと思います。

信頼は1つずつしか積み上がらないのに失うのは一瞬

ちょっとした表現や決まりごとを知らなかったせいで信頼を失うのは悲しいことだと思います。時間をかけて、どう伝えようか頭を悩ませて工夫して推敲してアウトプットしたものが否定されたり罵倒されるのは、本当に辛いです。


もちろんそうした辛さや悲しさを得ることがさらなる工夫やアイデアの源になるのですが、その瞬間に離れてしまった人は、なかなか戻ってきてくれないんですよね。


2ちゃんねる鉄の掟に「転んでも泣かない」というのがありましたが、なるべく転ばないように、転ばない方法を知ってる人は知らなかった人に伝えていくというのも大事なんだろうなーと感じました。