インターネットの備忘録

インターネット大好きな会社員がまじめにつける備忘録です。

「会話」と「対話」を上手にミックスしたいなと思った話

8月です。

大変ごぶさたしています。お元気でお過ごしでしたか?

わたしは相変わらず、仕事と家庭のバランスを取るのに一生懸命ですが、楽しくやっています。8月は自分の誕生日があることもあって、なんとなく1年を振り返ることが多いです。2021年の夏は転職があり、2022年の頭から新しく自分のチームを立ち上げることになり、子どもはもう4歳になりました。早いものですね。

 

そんな中、寄稿した記事が公開されました。

kaigo.homes.co.jp

「夫婦間のコミュニケーションを円滑に運ぶためのヒントを…」とのことだったのですが、アドバイスできるほど我々も一緒に居る時間が長いわけでも、コミュニケーションのオーソリティでもないので、実体験に基づいた「くふう」をお伝えできればと思って書きました。

 

その中で、

コミュニケーションに「これ!」という正解はありません。

また、選んだ手段が必ずしもベストとは限りません。それでも、常によりよい解決策を探し続ける努力ができる相手だからこそ、パートナーとして長く、一緒にやっていけるのではないかと思います。

と書いたのですが、この点について、もうちょっと書いてみたいと思います。

 

「いいパートナー」ってなんだろう

この議題について、二度目の結婚をした今でもよくわからないのですが、自分の両親や、身近なカップル(同性・異性に限らず)、また仕事でのパートナーシップにおいて「うまくいっているなあ」と感じるのって、どんなときなのだろう?と考えています。

価値観が合うことだったり、ノリが近い、一緒に居て心地よい、みたいな、いろんな要素があると思うのですが、先程の記事を書いたときに気づいたのは、「お互いが相手と一緒にいることを諦めていない二人」という言い方がしっくりくるかもしれない、ということです。

「あなたとずっと一緒にいたい」という、その気持ちを確認することができれば、どうやれば一緒に心地よく過ごせるかを探るのが怖くなくなり、諦めずにコミュニケーションを続けることができるんじゃないかなあと感じたんですね。

 

たとえば、我が家の場合、もちろん意見の対立やケンカがありますし、ここは価値観が合わないんだな〜と感じることもあるのですが、それでもお互いが相手のことを好いていて、この先も一緒にいたいという気持ちに変わりはありません。

もちろん「ここはどれだけ話してもわかり合えないんだな」と思うときもあります。でもそれってけっしてネガティブな意味だけではなくて、「ああ、相手と自分にはこういう違いがあると理解できた」、ともとらえられるので、それすらも相手と一緒にいるための参考材料になるというか……。

 

気持ちの言語化は、最後まで気を抜かないで

そのためにも、常に相手が「自分は愛されている」と安心できるよう、自分の気持ちを伝えていきたいと思っていますし、ちょっと伝え方が難しいな、言葉にしにくいな、ということでも、諦めずに頑張って正確に言葉にしていこうと考えています。

 

「この問題についてのあなたの意見には同意できないけど、だからといって、あなたを好きな気持ちに何も変わりはない」と伝えるのって、つい後半を端折ってしまいがちなのですが、相手と違う意見を伝えるときこそ、しっかりと最後まで気を抜かずに、気持ちを伝えていかないとな、と思うのです。

 

最近、あるオーディション番組のドキュメンタリーを観ているのですが、オーディションなので、参加者は順位づけや勝敗という結果を突きつけられるときがあります。そこで、その主催者(審査側)は、「この結果の順位や、勝敗によって、あなたの素晴らしさが損なわれることはない」と伝え続けるんですよね。

 

当たり前のことかもしれないんですが、厳しい言葉を伝えるときに、とても大切なことなんじゃないかなと感じています。でも、最後までしっかり伝えるのって、すごく大変で、疲れることなんですよね。だからこそ、手を抜いてはいけないな、と思っています。

 

みたいなことを通して(これは最近、仕事でもとてもよく思うのですが)、コミュニケーションでごっちゃにしがちなものに「会話」と「対話」があるのかもしれないな、と感じています。テンポよくお互いの言いたいことを言ったり、意見を交換する「会話」と、言いにくいことでもじっくり熟考して言葉を選び、ふたりで一緒に同じ方向を見て行う「対話」

この2つは似ているけど異なるもので、これらを上手にミックスすることが夫婦のコミュニケーションを円滑に運ぶコツなのかもしれないなあ、と思いました。まだまだ難しいですね。

 

それ以外にも、わたしの両親がいっぺんに倒れたとき大活躍してくれた夫のエピソードなどもありますので、ぜひご一読くださいませ。

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8月も頑張ってやっていきましょう

「対話」で思い出したのですが、あつたゆかさんのこちらの書籍がとてもよかったので、あわせて紹介しますね。夫婦の「対話」について深く詳しく考え抜かれている良書だと思います。

タイトルに「共働き」とありますが、これはキャリアとライフのバランスを、相手とより丁寧に調整していく必要がある組み合わせだからというだけで、共働きでないパートナーシップでも十分参考になるノウハウがギュッと詰まった一冊になっているのではないかな。

 

こんなふうにいろんな人の知恵を参考にしながら、わたしもパートナーシップをよりよくしていく「くふう」を続けられたらいいなと思っています。

 

8月もなんとかやっていきましょう。

今日はそんな感じです。

チャオ!