インターネットの備忘録

インターネット大好きな会社員がまじめにつける備忘録です。

異性にドキドキするように仕事相手にもドキドキする

仕事柄、日々たくさんの人に会っているせいか、
度肝を抜かれるほど仕事が出来る人と出会うことが稀にある。


わたしのレベルが低いせいもあるかもしれないけど
目が覚めるような鮮やかさですべてを進めていく人、
軽やかでシャープでドライな人、というのが実在して
目の前で仕事をすごい勢いで進めていくのを見ると
もうその場で土下座したくなるくらい感動する。
感動するし、なんというか、ときめいてしまう。


共通点としては
1)「出来ない」ではなく「こうすれば出来る」と言う
2)メールの返信が早く、いらない前文がない
3)ストレートに評価してくれる
あたり。


1)は予算にせよ仕様にせよ、その人の中では
話を聞いた瞬間にすでにY/Nチャートが出来上がって
こちらが判断・返答できる選択肢を挙げてくれる。
だから話がすぐ進む。


上司に聞かなければ分からない、という返答ひとつでも
こういう問題については自分が判断出来ないから即答はできない、
聞くとすればこのタイミングで上長判断を仰ぐのでいつまでには
必ず返事をする、その場合にはこういう資料があるとスムーズだが
いついつまでに用意してもらうことは可能か?


というように淀みなくボールが渡されて、ええとじゃあ今日の20時までに、
と返答すれば勝手にことが進むようになっている。
その資料もどういう目的に使いたいかを提示した上で
要求されるので、すごく用意しやすい。


2)はほんとに共通して感じるし、「貸し」感があるというか、
こちらが返答が遅れて申し訳ない、と思うようなスピード&回数で
やりとりが進む。そうするとなんとなく借りを作ってしまっている気がして
なんだかその人のために情報やそのほかのことを提供したくなってしまう。


ある会合で会った某社の社長さんの例でいうと、
22時に解散したのち、その日の夜のうちにお礼メールを頂いた。
わたしも会合後に会社に戻り深夜仕事をしていたので、
あらあらと思い「また是非お話しましょうね」と返信したところ
またすぐに返事が来た。深夜2時。心底驚いた。


3)、これが意外に効くのですがこちらの提案で悪いところは
ズバッと一刀両断されるのですが、いい、と思った点は
その場で「素晴らしい」「面白い」と評価を口にしてくれる。
普段ドライ&クールな人に評価されると嬉しくなって
企画立案の経緯とか類似の事例とか、役に立ちそうな情報を
思わず口にしてしまう。


まあそういうのに喜んでしまうわたしも
まだ器が小さいというかなんというか…なのですが。


そういう人たちは超人的に仕事が早いし
いらない情や儀礼などはないけど、失礼はない。
絶妙のバランス感覚で最高に気持ちよく仕事が出来る。
なんだろう、つまり、シンプルだ。


その気持ちよさは恋愛やその他のことでは
ちょっと味わえないくらいで、そういう人に認められて
褒められたときの気持ちはなんとも表現出来ない。
承認欲求を自分が尊敬する人に満たされた快楽は
もう損得抜きで最高に気持ちがいい。
#とくにわたしは承認欲求が強いタイプ


こういうのを経験してしまったから、
わたしは仕事が辞められないんだなー。
恋じゃないけど恋みたいな気持ちで
これからもドキドキしていきたいと思う。