寄稿しました。
卵巣年齢をセルフチェックできる検査キット『F check』のブランドサイトに体験談を書きました。
卵巣年齢は、「卵巣の中に残っている卵子の数が、
何歳の平均的な値と同水準か」を表すもの
卵子は女性が胎児のときに作られ、生まれた時に個数が決まっています。「卵巣の中に残っている卵子の数が、何歳の平均的な値と同水準か」を表すものを、卵巣年齢と呼んでいます。
この卵巣年齢は、卵子の周りの細胞から出るホルモンであるAMH(アンチミューラリアンホルモン)の値の測定結果に基づいて算出しています。
血液0.1mlを指先から採取し、郵送することで結果をスマホで閲覧することができる……というキットのブランドサイトです。自宅にいながらにして検査ができるなんて、未来が来てる……と思ったのですが、初めてこのキットのことを知ったとき、「ああ、わたしが20代のときにこれがあったらな」と強く思いました。
過去、自分自身の「子どもがほしい」という思いとしっかり向き合わなかったのを割と後悔していて、なんとなく相手の意向に合わせたり、なんとなく「自分は子どもがほしくないんじゃないか」と迷ったりしていました。そうやってうだうだしているうちに、あっという間に歳を重ねていったので、なんというか、「気づいたときには選べる選択肢が限られていた」という感じがあった。
もっと早く、何らかのアクションを取っていれば、いまの状態はまた変わっていたかもしれない(し、変わっていなかったかもしれない)と思うと、心の奥にざらざらとしたものが残ります。
知った上で選ぶのと、知らないで選ぶのでは精神的に大きな違いがあります。そして過ぎてしまった時間は取り戻せないものなので、「こういう人もいるよ〜」という記録を残し、いま迷っている人の参考になったらいいな、という思いで書かせてもらいました。
幸い、いまの夫と結婚する際に「ああ、この人の子どもがほしい」と素直に自分の気持ちを伝えることができ、めでたく可愛い娘を授かることができたのですが、もし娘ができなかったとしても、「ちゃんと自分の気持ちと向き合い、それを相手にも受け入れてもらえた」という事実は、わたしの人生に素晴らしく前向きな影響を与えてくれていると実感しています。
わたしは生きていくうえで「なるべく後悔は少ないほうがいい」と思っていて、「そのためにできることはなるべく多く手を打ちたい」と考えているのですが、実際、子どもを持つことに関しては後悔を少なくするためのアクションがあまり取れていなかったんですね。それはたぶん、自分ひとりの力ではどうにもならないことだらけだし、もし望むものが得られなかったときの辛さに耐えられる自信がなかったからだと思うのですが、正直、逃げてる場合じゃなかったなあ、と思います。
もちろん、子どもを持つということは重大な決断だし、軽率に「子どもはいたほうがいいよ!」と言えるものでもありません。大切なのは、自分の気持ちと向き合うこと。事実をしっかり把握すること。そのうえで、自分の人生の選択肢にはどんなものがあるかを知ることだと思います。今回の寄稿が、なにかしら考えるきっかけになるとうれしいです。
ちょっと長めの文章ですが、よかったらぜひご一読いただければ幸いです。
『人生のプランB』を持つということ | F check卵巣年齢チェックキット
今日はそんな感じです。
チャオ!