急に寒くなってきたので、体調を崩しがちになった。そういうとき、頭をよぎるのが「社会人なんだから、体調管理も仕事のうちだ」という言葉だったりする。
早寝早起きをして、しっかり栄養のある食事をとって、湯船につかり、適度な運動をする……それは確かに素晴らしいことなのだと思うけど、それって手段であって、目的ではない。
なんとなく、なんとなくなんだけど、「セルフケア」および「自分の機嫌は自分で取る」みたいな言いっぷりに、押し付けを感じるようになりはじめた。そりゃあ病気にはなりたくないし、いつだって元気で健康でいられることに越したことはないのだけれど、それと同時に、「元気がないときだって、わたしはわたし」なのでは?と思うのだ。
そして元気のない自分を受け入れられるのであれば、自分のチームのメンバーの元気のないときも「そういうときもあるよね〜」で受け入れてもいいんじゃない?いちいち、細かく心配しなくてもいいんじゃない?と思っている。
寒い朝に布団から出たくない〜と駄々をこねたっていいし、明日までにやらなきゃいけない資料を放り投げたくなるときだって、誰にでもある。わたしにもある。もちろん管理職として、期限を守るようマネジメントしなきゃいけないんだけど、成果が出るまでの過程に少しくらいブレがあっても、べつにいいんじゃないの、と少しだけ思っている。たぶんこういうことは、表で言わないほうがいいのだろうけれど。
体調や調子が悪いとき、つい「何かをやらなきゃ」「こういうことをしなきゃ」と思ってしまうけれど、そういうとき本当に考えたほうがいいのは「やめること」だったりする。まあ、何かをやめるっていうのは、その反対のことをはじめることだったりもするから難しいのだけれども、感覚としては「抱え込まずに、どんどん手放す」ほうがいい。
休みの日に寝坊してしまって、気づいたらもう15時で、トイレに行く以外はずーーーっとスマホを眺めるときがあっても、いいじゃないか。栄養バランスの良いごはんをサボって、お菓子で晩ごはんを済ませるときがたまにあっても、いいじゃないか。
そういう、「ま、いいか〜」を増やすことが、実はわたしにとってのセルフケアなのかもしれないね、と思ったので、メモをしておこうと思った次第です。
みんな、生きていこうな。
今日はそんな感じです。
チャオ!