インターネットの備忘録

インターネット大好きな会社員がまじめにつける備忘録です。

ミーティングファシリが見たいのは、「顔」じゃなくて「リアクション」

ミーティングって、カメラONのがいいのかな?

結論はタイトルに書いてしまっているのですが、こんなブログを読みました。

オンラインミーティングでカメラをONにすべきか - Konifar's ZATSU

 

オンラインミーティングでのカメラON/OFFについては、様々な意見があると思います。なんとなく気分が乗らない朝、化粧し忘れたとき、子どもが在宅でわちゃわちゃしているとき……いろんな状況で「いまはカメラOFFでいかせてください」となることってありますよね。

わたしのチームでは週に3回、15分程度の朝会を行っており、そこではカメラOFFにしてもいいよ〜という共通認識があるのですが、基本的にみんなカメラONにしてくれています。

前述のブログ記事でいうと

オンラインコミュニケーションはむずかしい。自分の周囲を見渡した感想でしかないが、カメラON以外の方法で多めに反応するというのは皆がすぐに身につけられるスキルではないように思う。かくいう自分も、十分な反応情報を示せる自信がないのでミーティングではできるかぎりカメラをONにしている。

とあるように、カメラONだと伝わる情報量が増えるからだと感じていて、朝会でメンバーのみんながONしてくれるのは「今日も元気ですよ!」を表情からも伝えてくれようとしているからだろうな、といつも感謝しています。

ファシリや発表者は何を意識しているか

ここ半年くらい、全社オンライン集会のMCをしているのですが、実際に数百人が集うミーティングを回していて思うのは、参加者の「リアクション」は思った以上に、登壇者への影響度が大きい、ということです。

人前に立って話すのは、誰でも緊張します。心細いです。
自分が話したことがちゃんと伝わったかな、変なふうに聞こえてないかな、ポジティブに受け止めてもらえたかな。様々な思いが去来します。

そんなとき、発表者がよすがにするのは、参加者のリアクションです。
スレのコメントであったり絵文字のリアクション、そしてカメラONで頷いたり真剣に聞いてくれているあなたの表情を見せてくれることです。

オフラインの利点は「リアクション」という情報が得やすいこと

そうした「情報」をたくさん得られる、という意味では、オフラインにはものすごい強烈な効果がありますよね。

オフラインで仕事をするとき、「捗るな〜」と感じやすいのは、全員が身支度を整え、出社して同じ場に集って会話ができることも大きいんじゃないかなと思っています。

表情や声のハリ、身振り手振りや姿勢から、わたしたちは思った以上に様々な情報を得ていて、それに応じてアクションを変えやすい。映画だって、通常版より4DXのほうが迫力を感じますよね(異論は認めます)。

良いミーティングは、みんなで作るもの

そう思うと、ミーティングで大切なのは、なるべくたくさんの情報を交換することなのだろうなと思います。

ファシリや発表者が伝えたことについて、参加者がリアクションをし、それに対してさらにアクションがあることで、会話や議論が発展する。

 

良いミーティングというのは、ファシリや発表者だけでは作れません。

参加者が能動的に「わかった」「わかったとはいえない」「わからなかった」「わからないが、なんかいいじゃん!」といった反応を示すことが、とても大切です。

そういう意味では、カメラをONにするほうがきっと交換できる情報の総量は増えるのだと思うのですが、どうしても、のっぴきならない事情がある場合。

ZOOMのアバターでも構わないし、チャットやSlackのスレに積極的に参加するでも構いません。「ミーティングに参加していて、進んでいる議論については、こう感じているよ」というリアクションをしてあげてください。

そのリアクションをもってファシリや発表者はその次のアクションを分岐させていくことができますし、あなたのその一言やひとつの頷きで、安心して発言を続けられたりすることだってあると思います。

まとめ

ということで、つらつらと書きましたが、もしあなたが何らかのミーティングで「カメラONでもOFFでもいいんだけど、どうしようかな」と思うとき。

「カメラOFFで参加したいんだけどな」と迷うとき。

より良いミーティングの場にしたいと思ってくれるのであれば、ぜひ能動的なリアクションを取ってあげてください。

 

カメラONはあくまで手段のひとつです。

大切なのは、より良いミーティングの場を作ること。

そのために、より多くの情報を交換しあうことです。

 

このエントリーがそんな考えの一助になればいいなっと思っております。

今日はそんな感じです。チャオ!