インターネットの備忘録

インターネット大好きな会社員がまじめにつける備忘録です。

誰だってみんな泣きたがってる

思ったこと。

メールアドレスをブログでも公開しているので、たまに人生相談メールとかもらいます。お仕事系の相談が多いですが、バツイチなことをオープンにしているせいか、離婚しようと悩んでるんですがどう思いますかみたいなのも、ある。あと、普通に恋愛相談とか。いただいたメールはまじめに読んで、まじめに返します。「なんで無償でそんなことしてんの」って言われて確かに〜とも思ったんですけど、人の相談ごとに乗るのって、自分だけでは見つけられないいろんな事象に出会えるので、好きなんですよね。下世話ですね。

さて、そういうスタンスでいるので、メールに限らず、いろんな人が相談ごとを持ちかけてくれます。この人なら他言しないだろうという信頼なのか、経験豊富そうだからと思ってくれているのか、それともただ単に「そこにいた」からなのか、そのぜんぶなのか、理由は分かりませんが、いろんな人生があり、いろんなお話があります。
で、直接的にそういう相談があったわけじゃないんですけど、全体を通じてぼんやりと思ったのは、「誰かがいつもと違う言動をしはじめたら、驚いて引いたり反発するのではなく、相手に寄り添って、なんでもいいから言葉をかける」ことが大事だな、ということ。

すべてのケースに言えることとは限らないので、こっから先は話半分で進んでほしいんですけど、普段そこまで親しくないのに、急にポロッと弱音や悩みを漏らす人がいて、最初はそういうとき、どうしていいか、わかりませんでした。距離を詰めすぎても気まずいし、聞かなかったことにしたほうがいいのかな、とも考えました。でも見て見ぬふりも嫌だなーと思ってたんですけど、何人かと接してみて、そういう挙動をする人が求めているのは、具体的なアドバイスとか励ましっていうよりは、自分だけでは抱えきれなくなった重荷を、誰かにちょっとだけ持って欲しい、というヘルプなのかもしれない、と思うようになりました。
みんな自分の人生を必死に生きていて、失敗して落ち込むこともあれば、うまくいってウキウキするときもある。それぞれ感情の乱高下があって、その落差が激しければ激しいほど、疲れちゃう。上がるときはまだいいんですけど、下がるときは、怖いし、苦しいですよね。そういう場合のアラートとして、本人が無意識のうちに、いつもと違う挙動をするんじゃないかな。
みたいなことに思い至りまして、だったらあまり大げさにリアクションをするよりは、ちょっとハンドル操作を誤って脇につっこんできちゃったくらいのものだと思って、そっと受け止めて、あまりひどくならないようにサポートしながら、彼ら彼女らが自力でいつものルートに戻るための伴走をしてあげるくらいが、ちょうどいいのかもしれません。若い頃はそういう「力の入れどころ」がわかんなくて、張り切ってアドバイスしたり問題に介入しようとしたこともあったんですけど、結局、彼ら彼女らの人生は、本人しか生きられないので、あまり踏み込んでも、無責任なだけなんですよね。

そんなふうにして、何かアラートがあがった状態の人と話していると、フチのギリギリまで水が入ったコップみたいだな、と思います。今にもこぼれそうなのを、必死でこらえてる。あと1滴でも水が落ちたら、ザバっとこぼれてしまいそうで、むしろそっちのほうが楽なんじゃない?こぼしちゃえば?と感じるときもあります。
無責任な第三者として表面をつついて水をこぼしてあげるのか、タオルでそっと水を吸い取って、少しだけ容量に余裕を持たせてあげるのか、どうすべきかはその人と接してみないとわかりませんが、そういうヘルプサインを出してきた人のことをまずは優しく受け止めて、温かい手で背中をさすりながら、「大丈夫?どうしたの?」って聞ける人でいたいなー、と思ったのでした。泣けるときは泣いちゃうほうがいいと思うんですけどね、場合によっては、そうもいかないだろうし。わたしはお風呂でよく泣いてます。顔を洗うのも楽でいいよ!

あなたの悲しみはあなただけのもの
他の誰にも奪えやしない
わたしの悲しみはわたしだけのもの
他の誰のものにもできない 

言いたくないことは言わないでいい
知られたくないことはそのままで
秘密を抱えたままでいい
ただ わたしはあなたのそばで眠りたい
あなたの悲しみと 眠りたい


チョコレートが食べたい - YouTube

好きな歌の歌詞ですが、そういう気持ちでいます。
全員と一緒に眠るわけにはいかないけどね!でも、そのためにこうしてブログを書いているのかもしれません。

 

今日はそんな感じです。
チャオ!

 

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