このエントリは「#読み終わった本リスト Advent Calendar2015」25日めのエントリです。
「#読み終わった本リスト」という企画に参加しています。
これは、読み終わった本をブログで公開して希望者を募り、物々交換をする、というもの。「手元に絶対残しておきたい!」というほどでもないけど、二束三文で売り払ったり捨てるのはしのびない、ちょっとおすすめポイント(選んだ理由)を言い添えて、誰かの手に渡したい。そういう微妙な距離感の本はどれだろう?と振り返るのにぴったりの企画です。
企画の発起人は、しもつくん。いま注目の若手Web編集者でありブロガーです。
彼の発案に乗っからせていただきました。せっかくなので、この流れが盛り上がるといいな〜と思って、ちょうど12月直前だったこともあり、今回のAdvent Calendarをやってみることにしました。
合計で25回。今回(とわたしの回)を除くと、23人。知り合いしか集まらないかな〜と思っていたのですが、思いの外、いろんな方にご参加いただけました。
みなさま、ありがとうございました!テーマを決めて紹介してくれた方、今年読んだ本をずらっとリストで見せてくれた方、いろんな人、そしていろんな本との出会いがあり、それを通じた感情の動きを垣間見ることができて、とてもワクワクしました。
以前「出会いは新しい人生の可能性」ということについて書いたことがあるのですが、本との出会いもまさにそうなんじゃないかな、と思います。自分だけの視点や好みで選び読み進めるのも楽しいですが、そうでない、事故のように出会ってしまう偶然性、ワクワク感。また、自分が好きな人が好きなものに近づいていく感触、みたいなものを、読書からは感じます。好きな人が好きな本、それに触れて読み解いていく楽しさ、というのは、いくつになっても心を踊らせてくれるものだなあと思います。
しもつくんがこんなエントリを書いていましたが
読書、書籍との距離はひとそれぞれで、積ん読しようが、途中で読み捨てようが、自分自身の好奇心を尊重しておもしろそうだ、知りたい、と思えるものにどんどん没入していくのは、素敵ですよね。
わたし自身、本を読む習慣があることで「救われた」と感じる出来事がたくさんありました。悲しいときや辛いとき、自分に自身がなくなったとき、そんな自分を肯定してくれたのは、本でした。どうしようもない苦難に立ち向かわなければいけなくて、でもこのまま立ち向かい続けたら、そのうち心が死んでしまう、と思ったとき、緊急避難的に物語の世界に没入し、いっときでも辛いことから目をそらして深呼吸するための、新しい扉を与えてくれたのが「読書」という習慣だったように思います。
文章を書くことが好きなのと同じくらい、読むことが好きです。これからもこうしてまた新しい本と出会って、救われたり、衝撃を受けたり、影響されたりして、自分をちょっとずつ拡張していけたらいいなと思います。
ご興味があれば、ぜひ「#読み終わった本リスト」にもご参加くださいませ!
では、素敵なクリスマスをお過ごしくださいね。
今日はそんな感じです。
チャオ!