本記事はGorge Advent Calendar 2015 23日目の記事です。
ということで、こんにちは、はせおやさいです。
2015年も、そろそろ終わりですね。みなさま、どんな1年でしたか?このエントリは、Gorgeのアドベントカレンダーのために書かれたものなのですが、まずは個人的Gorge(ゴルジェ)のおさらいから……と思ったら、俺たちの id:dubstronica 氏が2015年のゴルジェをパーフェクトに総括してくれたので、そちらをご参照いただくとして、
わたしはいつも通り、パーソナルなことを書こうと思います。
さて、今年はなんと、光栄なことにGORGE.INのCBO(Chief Blog Officer)に就任したわけですが、2015年も、いくつかエントリを書きました。カテゴリも作ったのが今年です。
大きなところでいうと、やはり、SLAB(スラブ)、そしてクラーク内藤さんとの出会いでしょうか。
2015年はゴルジェの奥深さ、おもしろさ、みたいなものが、わたしの中でさらに拡張されたような1年でした。特にクラーク内藤さんはガレージパンク好きだった頃の衝動が、身体の奥深くから呼び起こされるような嬉しい出会いでした。
本AdventCalendarでは、わたしだけクラスタが違うので違和感がある人もいらっしゃるかもしれませんが、そういう人でも受け入れてくれるのが「ゴルジェ」というジャンルです。そして様々な人がゴルジェについて語り、考え、自分なりの考察を発表し、お互いに評価しあう。フックアップも含めた相互コミュニケーションが活発なのも、ゴルジェの特徴の一つなのではないでしょうか。
本企画をご参照いただければ分かる通り、ゴルジェの人たちはとても多才で雄弁です。そのせいもあって、活発にインターネットで情報を発信されていますし、非常に間口を広く設けているジャンルなのではないかと思います(実際に間口が広いと感じるかはまた別として)。個人的に、2013年にゴルジェを知ってからずっと感じているのは、つくり手と聴き手の距離が非常に近いこと。ほぼ、シームレスといっても過言ではないと思います。
nanapiにハウツーが載ってる音楽ジャンルが、世界にいくつあるでしょうか?
IT業界ではよく見られる、こういったAdventCalendarを、ジャンルに関わる人たちがそれぞれ書くという音楽ジャンルが、世界にいくつあるでしょうか?
個人的にはそれもこれも、すべて「つくり手」側から「聴き手」側へ贈られた招待チケットのようなものだと思っています。確かに初見は難解ではあるかもしれないれど、あなたの表現や激情を(それがどんなかたちであったとしても)、ゴルジェはすべて受け止めるぞ、という表明にも感じられます。もちろん、わたしもそれを受け取った一人です。
と、いうことで、タイトル。
「かく言ふ人、一芸も習ひ得ることなし」は、兼好法師「徒然草」に出てくる一文です。前後の文も踏まえて超絶ざっくり意訳すると、「うまくなるまで誰にも内緒で、こっそり練習しよう、と思っている限りは何かを極めるなんて、無理だよ」みたいな感じで、ずっと好きな一文です。「かく言ふ人、一芸も習ひ得ることなし」を合言葉に、ぜひこれを読んでいるあなたも「自分の好みのゴルジェ」を見つけ、実践してみてほしいなと思ってます。
そのためには、まずゴルジェにまつわる情報を収集することをおすすめしたい。「これもゴルジェなんだ」「これも?!」「じゃあこれは?!」という驚きがあなたを待っています。
個人的なおすすめは、GORGE.INで連載中「HiBiKi MaMeShiBaの”Gorge yourself!” 」
そして12月から始まったレギュラープログラム。
さらに、さまざまなゴルジェをYouTubeのリンクで紹介(親切!)してくれる「ゴルジェ補完計画」も見逃せません。
また、実践を学びたい方は毎月第一金曜に開催の「ゴルジェ予備校」へ。
【GORGE 予備校 7】_毎月第1(金)_ | BULLETS
いざ作ってみようと思った方は、こちらの3分ハッキングがおすすめ!
かくいうわたしも、2015年からゴルジェバンドを結成し、ドラム練習に勤しむ日々を送っております。マジです。
音楽は楽しい。音階が分からなくても五線譜が読めなくても、わからないまま音を出して、自分が気持ち良いと思えることを探す、というのは、とても自由な時間だと思います。「自分には音楽経験がないから」「センスがないから」と思う気持ちも分かります。わたしもそうでした。でも、まずこの楽しさ、自由さを一緒に味わいたい。ゴルジェはいつだって、あなたを待っています。
そしてその流れを体現されているのが、沖縄で島ゴルジェを実践されているTea-chiさんです。彼が最近発表した「VOICE OF SILENCE」が大好きで、可能性や自由さ、力強くもしなやかな柔軟さがほとばしる音楽は、わたしの心を解放してくれました。ぜひ、彼の言葉を読み、音楽に触れてみてください。
「島ゴルジェという試み」Tea-chi ( Tea-Under Music )
terminalexplosion.bandcamp.com
明日の記事はゴルジェ界のフィクサー、Franz Snake氏です。
Franzさんは別のエントリでも楽曲を紹介していて、思わぬところでつながったな〜という感じなのですが、作られる楽曲は渋くてキレキレで、とてもかっこいいです。どんな記事を書かれるのか、楽しみ!
今日はそんな感じです。
チャオ!
僉 (The Bootists) - Selected Japanese Gorge by Takaakirah Ishii
- アーティスト: V.A.,DJ Nanga,hanali,HiBiKi MaMeShiBa,taichi furudate,ToM Network,Non Sect Radicals,Franz Snake,yuLLiPPe,BeaverTozan,kampingcar,Drastik Adhesive Force,CRZKNY,SCIBATTLON,Indus Bonze,AX,DJ maus,Yuko Lotus,DJ XEXI,DIZZ,メガネ,uccelli
- 出版社/メーカー: Terminal Explosion
- 発売日: 2014/07/24
- メディア: CD
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