今週末、このお芝居を観に行くんですね。
次回公演:DULL-COLORED POP vol.15『夏目漱石とねこ』
事前になにか予備知識あるといいかなと思ったので、夏目漱石を読み返していこうかと思ってたんですが、文庫本を家で探すか買い直すか、めんどうだな……と思っていたところ、青空文庫を思い出したのでアプリをダウンロードしたら、3分もたたずに読み始めることができて超驚いたので、備忘。
ダウンロードしたのこれです↓
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もう読める!

びっくりしたー。ここまでノーストレス。いい時代になりましたね。
ということで「吾輩は猫である」を恥ずかしながら初めて読み始めていて、めちゃくちゃおもしろいです。猫の行動の描写が、とてもいい!
餅は魔物だなと疳(かん)づいた時はすでに遅かった。沼へでも落ちた人が足を抜こうと焦慮(あせ)るたびにぶくぶく深く沈むように、噛めば噛むほど口が重くなる、歯が動かなくなる。歯答えはあるが、歯答えがあるだけでどうしても始末をつける事が出来ない。美学者迷亭先生がかつて吾輩の主人を評して君は割り切れない男だといった事があるが、なるほどうまい事をいったものだ。この餅も主人と同じようにどうしても割り切れない。噛んでも噛んでも、三で十を割るごとく尽未来際方(じんみらいざいかた)のつく期(ご)はあるまいと思われた。この煩悶(はんもん)の際吾輩は覚えず第二の真理に逢着(ほうちゃく)した。「すべての動物は直覚的に事物の適不適を予知す」真理はすでに二つまで発明したが、餅がくっ付いているので毫(ごう)も愉快を感じない。歯が餅の肉に吸収されて、抜けるように痛い。
「雑煮の餅をつまみ食いしたらヤバイ目にあった」だけでこの表現!しかもまだ格闘の場面は続きます。最近、練習として好きだなと思った文章を写経のごとく書き写してるんですが、書き写したい文章がたくさんあって、いい機会をもらったなーと思いました。
Kindleでも、あるけどね。