以前、女ばかりのチームで働いていた時、ボスがよく呟いていた言葉がありました。
「俺はみんなが機嫌ようやってくれりゃええんや」
わたしはボスを尊敬していましたし、チームの中では年長だったので、その言葉がとても響きました。それ以来、なるほど男性は女性に機嫌よく過ごして欲しいから色々努力するのかな、と思うようになったのです。
もともとのわたしはかんしゃく持ちで、気分の乱高下が激しかったので、この視点を得てからは深く反省し、どうすれば安定した精神状態をキープできるか、ご機嫌さんでいられるかを研究しました。
研究の甲斐あって、近年ではかなりご機嫌さん状態がキープできてるほうだと思うんですが、その過程で気付いたこといくつかを備忘。
五感を大切にする
触ったら気持ちいい、食べたらおいしい、あったかい、楽しい、みたいな、心踊るものをなるべく身近に置いたり、自分から近付いていくこと。
自炊もそうですし、お弁当作りも自分でそのほうがおいしいし楽しいから続ける。でも無理はしない。リネンの洗濯もしたほうが夜眠るとき気持ちいいから、面倒でも、がんばってみる。でも、無理はしない。
みたいな、「ちょっとの努力で五感にうれしいことがあるなら、なるべくやってみる」という感じです。
風の気持ちいい場所に足を向けたり、緑が多いところを散歩してみたり、美術館や映画館に足を運んだり、自分の感覚が楽しくなるようなことを積極的に取り入れる、のは、かなり効いた気がします。
あと「ちゃんとしてる自分」がやっぱり好きなんでしょうかねー。「好きでいられる自分」をどうやったらキープできるか意識する、も、コツのひとつかも。
刺激を前向きにとらえる
刺激ってストレスだから、なるべく避けたいと思っていたんですけど、どんなに工夫してもストレスから100%逃れることはできないっぽいと気付いたので、じゃあもうしょうがないので、なるべく前向きにとらえるように意識しました。
例えばですけど、嫌な人とチームを組まされた、無神経なことを言われた、駅で肩をぶつけられた…みたいなネガティブな刺激でも、与えられてしまった以上、なかったことにはできないので、なるべく前向きにとらえてみる。
「なんでわたしはこの人が嫌いなんだろう?好きになれる部分はないかな?」
「この人はどうしてそんなことを言えるんだろう?どんな価値観の人なのかな?」
「ぶつかったのに何も言わずに行ってしまった。疲れてたのかな?イライラしてたのかな?」みたいに、相手側の立場になって踏み込んで考える機会が降ってきた、と思ってみる。
気の持ちようって言ったらそうなんですけど、「考えるチャンス」と思うようにすると、「ハハーンこれもブログのネタになるのでは?」とプラスに切り替えられるようになったので、まあこれも結果オーライということで。
万能に使える魔法の言葉
最後にこれです。
水野敬也さんのスパルタ婚活塾にも書いてあったので、「わたしと似たようなこと言ってる!さすが!」と自画自賛したんですけど、ウワーこれきっついわという場面に追い込まれた時、こう呟くだけで、かなり前向きさがキープできます。
「逆に、面白い」
スパルタ婚活塾 第12講 「アラサー女が結婚できない最大の理由」|水野敬也オフィシャルブログ「ウケる日記」Powered by Ameba
仕事で3週間連続休めてないのに次から次へとトラブルが発生し続け疲労は蓄積しコンビニ飯に飽き寝不足がピークなのに日曜の夜22時を過ぎてまだ全員で仕事してたときはさすがにチーム全体にマジかよこれ…な空気が漂いましたが、「いやーこれ、逆に面白いよね!むしろここまできたのにまた新たなトラブルが出てくるって、面白いわ!逆にテンション上がるわ!」とみんなで笑いあって、乗り切りました。
どうせ喉元過ぎればナントヤラで忘れてしまうんだから、渦中にいるときすら楽しんでしまえば、人生の中で笑っていられる時間は減らないわけで。
ということで、「逆境を、面白がる」のも、ご機嫌でいるための大切なコツなのかもしれないなーと思っています。
…というふうにここしばらく過ごしていて、わりといい感じと思っていたのですが、さらに最近、決定打としてこれを目にして、ガーンとなりました。
もうわたし、一生ご機嫌でいる!!!!!
「不平不満が多いと、顔ってたるむのよ」
今日はそんな感じです。
チャオ!