インターネットの備忘録

インターネット大好きな会社員がまじめにつける備忘録です。

会話が噛み合わなくてイライラするのはなぜ

お互いの会話がかみ合わなくてイライラしたりイライラされたり、的外れな返答に
「ああそうじゃないのに」ってなってキャッチボールできないなあと思うことってありませんか。


またそれとは逆で、この人とは気持ちよく何時間でも話せるなーと思う人がいて、
なんでだろうなーと考えていたら、ふとこれは相手と同じルールで会話してないから噛み合わない
=会話にも種類があるのでは?と思い至りました。


ので備忘。


端的にいうと、会話の種類・目的ってこの2つなんじゃないでしょうか。
#仕事での会話は除く、あくまでプライベートの会話です


1)結論を導くための会話=議論をしたい
2)エンタテイメントとしての会話=おしゃべりをしたい


男女がどうというよりも、相手のタイプとかコンディションとかで会話に求めるものが
上のどちらかに変わるので、それを見極めないとなんか疲れちゃうみたい。
#でもやっぱり後者は女性に多い気がする、自分を含め


とくに後者はよくある会話でいうと
「彼氏が○○でもう別れようかと思うんだけどさ…」とか
「会社の上司が××で俺は△△してるのにもうやってられねえよ」とか。


前者はこっちの意見をどんどん伝えて相手とやりとりを進めるだけでいいのですが、
後者の場合はこっちが「じゃあ別れたら?」とか「じゃあ転職したら?」と言っても
延々同じことを言い続けられてしまう。


いろいろ意見やアドバイスを言っても何だかんだで振り出しに戻り続けて、
「えー、じゃあどうしたいのよ」と思った経験ありませんか?
わたしはあります。


「そんなに言うなら別れたらいいじゃん。コンパしようか?」と言っても
「うーん、でもいいところもあるんだよね、こないだもさ…」となぜか擁護に走られたり
「いやな会社に勤め続けるほうがストレスでしょ、転職活動してみたら?」と言っても
「お前は気軽にそういうけどさ、考えてみろよこの景気だろ、それにさ…」と説教されたり
あーーーじゃあもう勝手にしろ!と言いたくなるのですが、そういうときはもう気持ちを切り替えて
ひたすら壊れたレコードテクニックもしくはひたすらオウム返しでいくのがいいようです。


壊れたレコードテクニックは、たしかサポセンかどこかの人に教えてもらったのですが
「ひたすら同じことを繰り返す」という対応テクニックのひとつだそうで。
悪質なクレームや難癖をつけられた場合には言い返したりせずに、ひたすら壊れたレコードのように
「申し訳ございません、ご対応しかねます」「申し訳ございません、ご対応しかねます」とか言いつづけるそうです。


なので、別れる気もないのに「彼氏のここがイヤなんだよね〜別れようかな〜」と言いつづける相手には
「そうなんだ、大変だね」と相手の労をねぎらう言葉を表現を換えて言いつづける。
もしくは、相手の言ってることを「そうなんだ、電話全然してくれないんだ」とかそのまま繰り返す。


そうすると一定量の愚痴を吐き出した相手が勝手に自分で結論を導き出して、
「でもなんだかんだで長い付き合いだし、もうちょっとがんばってみようかな!」とか
「話聞いてもらってすっきりしたからもういいや!」とか言い出すので、
それを待てばいいと思います。


もちろん自力で導き出せないこともあると思うので、そういう場合はそのループしてる会話の中から
本人が使っている単語や感情表現を取り入れて、相手の言葉を代弁してあげるといいと思います。
ポイントは、相手の言葉を借りること、つまり、自分がループに入ってしまったせいで
気付けなくなってることを、本人の代わりに伝えなおしてあげるだけ。


これはつまり相手の混乱を整理するための壁打ち相手になる、ということだと思うのですが、
その壁打ち相手になるのが面倒だと思う相手ならどうでもいい相手なんだろうから距離をおけばいいし、
大切な友人と自分が接することで混乱から抜け出す手伝い(自分が何をしたわけではなくても)ができるって、
まあ途中経過は面倒だとしても、結果的には嬉しいこと。


相手が議論をして答えが欲しいのか、それとも単におしゃべりとしての会話がしたいのかが分からないと、
自分の返答の立ち位置も分からなくて、手探りで返し続けているのに相手とかみ合わないことが続くから
疲れてきちゃうんじゃないかなーと思ったので、早い段階で相手が求めているものを見極め、
自分の気持ちをそっちにセットすることで、もう少し会話上手になれるかもしれないなーと思ったのでした。