インターネットの備忘録

インターネット大好きな会社員がまじめにつける備忘録です。

悲しみから逃れるただ1つの方法

根本的解決ではないのかもしれませんが。

 悲しくてつらくて気持ちが落ち込むときというのは、どちらかというとショック状態だと思うので、へんに考えたり無理やり向き合うより、いったん退避する、という意味で「寝てしまう」のが最善策なのではと思います。

深夜に「つらくて眠れない」というメッセージをもらったとき、なるべく相手が眠くなるまでは付き合うんですが、結局そこで語られたり話されるものというのは、感情の整理にすぎなくて、たいした結論は出ない。ただ有用だと思うのは、そうやって誰かに自分の気持ちを話しながら感情の整理をして、「これは単なる悲しさ」「これはプライドを傷付けられた怒り」「これは寂しさ」みたいに、ごちゃごちゃと圧縮されてしまったいろんな気持ちを分類して、それぞれのフォルダに格納してあげること。

いろんな感情が圧縮されてる状態というのは何にどう手を付けていいか、わからなくなると思うのですが、その状態ってつらいですよね。仕事もいろんなタスクを抱えすぎると、どうしていいかわからなくなって呆然としてしまうと思うんですが、それと同じ。いまどんなものを自分が抱えていて、どれは解決可能で、どれはどうしようもないものなのか、を洗い出して分類し、できることから1つずつ対応していくしかない。

で、洗い出しと分類って頭がクリアなときでないとうまくいかないと思うので、まず大きな悲しみに包まれたら、ゆっくり寝て、心身ともに休ませて、すっきりした状態で取り掛かるのがベターなんじゃないのかなと思った次第でした。

寝具を改善してもあたたかい飲み物を飲んで眠れないときには薬に頼ったっていいと思っていて、お医者さんに行って処方してもらわなくても、睡眠改善薬がドラッグストアで手に入るようになったので、常備しておくのもありかなと思います。わたしはそうしてあって、めったに使うことはありませんが、お守りみたいな感じで「辛くて苦しくて眠れないときは、これを飲めばいい」と思いながら引き出しにしまってあるだけで、少し安心します。

大好きな「コインロッカー・ベイビーズ」という作品にこんな言葉が出てくるのですが

肉体は解決不可能な危機に見舞われた時病気の中に退避する

新装版 コインロッカー・ベイビーズ (講談社文庫)

新装版 コインロッカー・ベイビーズ (講談社文庫)

 

 

これはまさにその通りで、眠れなかったり悩みすぎて身体が疲れを溜めていって、解決できないほど積み上がると、病気になるんです。それが一番だめなので、悩みや悲しみというのは根本的にゼロにすることはできないけど、少しでも、肉体のほうをメンテナンスして強度を保っておかないと、病気になってしまうから、身体を休ませるというのは本当に大切。

 なので結論としては、ありとあらゆる手を使って寝てしまう、日中なら仕事するとか散歩するとかして肉体を疲労させて、夜は寝る、無理なら薬でも医者でもカウンセリングでも、なんでも使う、という感じです。

 

 人間が自分一人だけで解決できること、というのは、実はさほど多くないのかもしれませんね。

今日はそんな感じです。

チャオ!