公開のタイミングをはかっていたら、またたく間に1月下旬になってしまいました。時の過ぎるのは早い……。
ということで、2016年に見つけて、あ、好きだな、いいな、応援したいな、と思っているブログを紹介します。紹介することにより彼女たちを見つける人が増え、それがひいては彼女たちの執筆モチベーションになり、いつまでも末永く書き続けてほしい……!という下心からです。みなさまよろしくお願いいたします。
まずひとつめ。ものすごいブックマーク数がついたので、すでにご存知の人も多いかと思いますが、「今夜、どこで寝る」。
「おっぱいが大きかったので会社員を辞めてポールダンサーになった」という、あまりにキャッチーであまりにクールなエントリーが話題になりましたね。わたしも非常に心を打たれ、はてなブログ大賞でも推薦させていただきました。
日本刀のようにスパスパと惜しみなく自分の過去を切り、とっつきやすく調理をして、わたしの目の前にストンと置いてくれるところが本当に好きで、その包丁さばきの鋭さたるや、まるで老舗割烹の料理人のようではないか!と思います。パッと見は重いように感じられる話題でも、彼女の手にかかると単純明快、痛快なシンプルさで切り開かれ、織り込まれるユーモアにウフフと笑顔を浮かべながらスイスイ読めて、その潔さ、思い切りの良さは爽快な読後感を残してくれます。いま、特に更新が楽しみなブログのひとつ。
ふたつめは、Twitterでも好き好き言っているジュリー下戸さんの「歌舞かれて東京」です。
かわいらしいイラストで日々を描いた絵日記が魅力的ですが、それ以外にも「好き!!!」が炸裂するさまが愛くるしい歌舞伎紹介エントリー、その明るさの後ろに見える、彼女の繊細さを裏打ちするような過去の経験について書いたエントリーなど、ひとりの女性の光も影も、陽も陰も包み隠さずつまびらかにしてくれる朗らかさに夢中です。ブログで拝見するジュリーさんはとても明るくおしゃれで、かわいらしい女性で、好きにまっすぐ進めるほど芯が強く、とても魅力的。でも、その強さのぶんだけ折れやすかったりするのかなあと勝手な心配をしつつ、一緒に住んでいるという恋人の愛らしさに安心したりしています。最近フリーペーパーの配布も始められたようで、わたしも即入手しました。もう本当にかわいくて、何度も読み返しています。そういうふうに、「人を幸せな気持ちにする」のが上手な人だな、と思っています。
最後はHOTOKEちゃんの「Buddha's Face Sandwich (Components of spiral)」。
北海道に住む彼女が残り少ない高校生活についてや受験の悩み、迷い、友達関係で思うこと、気になる男の子の話を飾り気なく率直な語り口で書いていて、なんというかもう全面がキラキラしていて、本当にまぶしい!ハハーンこれが「ダイヤモンドダスト」だな?!とさえ思えるキラキラさで、10代のうちに自分の感情や目にしたもの、感じたこと、触れた経験を言葉にできる技術を持つ、という羨ましさに、わたしは読みながら弾けて飛んでしまいそうです。その鮮烈さに自分の10代を思い出して重ねてしまうのですが、そんなことよりも、本当の、今の、リアルな彼女のライブが美しくて、目が離せない。わたし自身のモットーは「今この瞬間が今までで一番最高の自分」でありそうあろうと努力しているのですが、それでも彼女のブログを読んでいると、一瞬だけ「わたしも10代に戻って、当時感じていたことを文章として残してみたいな」と思って羨ましく感じてしまいます。そのくらい好き!
まとめてみると、奇しくも全員、女性ブロガーでしたね。そう思うと、確かに昨年は年下の女性と多く知り合って、彼女たちのひたむきさ、凛としたかっこよさ、美しさに心打たれた1年でもありました。このまま彼女たちが年齢を重ねていったらどれだけ素敵な女性になるんだろう、と思うとドキドキしてしまいます。とはいえ、魅力的な人、憧れる人、可愛い人に年齢なんて関係なくて、年上とか年下とか、関係がないのかもしれないとも思います。わたしは一人の女性がしっかりと自分の両足で立ち、迷ったり間違えたりしながらも、ずんずんと自分の信じる道を進んでいく様子を見つめていたいんだなと実感したのでした。
何度も書いていますが、「やめました」と言わなければ、いくら間が空いてもブログを辞めたことにはならないと思っています。間が空いてもいいし、年に1回しか更新がなくてもいい。あなたの物語をどうかわたしに読ませてください。そういう祈りとともに、おすすめのブログ紹介の締めくくりをしたいと思います。
今日はそんな感じです。
チャオ!