このイベントを知ったのは、当日の朝8時半でした。
クラウドファンディングでお金を集めて、フリーのリリースパーティをやるアーティストがいる、ということは何となく聞いていたのですが、それがHave a Nice Day!とは結びついていなくて、あれっこの人たち、Shin-jukeとエグフェスで観た気がする、あれあれ?という感じで、ドミノがパパパッと倒れていくみたいにいろんな線がつながり、これはなんらかの思し召しだから行くしかない!と決意。
とはいえなんだかんだで遅れてしまって、現着したのは21時前で、メインフロアはものすごい人、と、熱気(湿気)でした。最初は日和って後ろのほうで観ていたんですが、最終的には下まで降りて、ラストではモッシュに突っ込むほどの楽しさ!ホットヨガかよってくらい汗かいた。来日中だったTraxmanもガンガンステージに上がってスマホで写真撮ってるし、なんかもう最高の夜でした。
最終的には2時間弱?くらいの時間、めいっぱい楽しんだんですが、途中で何度もグッと来てしまったのが、フロアにいたお客さんの表情というか、空気が、一点の曇りもなく「ハッピー!」だったこと。引きで見ているとモッシュもクラウドサーフも起きててギャー怖い怖い危ないって感じなのですが、中に飛び込んでみるとフロアいっぱいに多幸感が満ち溢れていて、なんだろうあの感じ、みんなの全身から「楽しい!」が汗のしずくと一緒に撒き散らされてる感じで、とても、不思議でした。特にこのイベントが「クラウドファンディングを利用しファンの力を合わせて実現させたリリースパーティ(しかもフリー)」という意味を持っていたことも大きいと思うんですけれども、全員が「俺たちのハバナイ!」「俺たちのダンスフロア!」と思っている感じ、というんでしょうか。
楽しさ、嬉しさ、喜び、熱狂、みたいな空気でパンパンで、みんな汗びっしゃびしゃだしメガネがひしゃげてる人もいて、わたしも化粧は落ちるわ髪の毛もボサボサになったんですけれど、大はしゃぎして遊んで、大声で「あーーー楽しかった!」って叫びたくなるみたいな、ものすごく幸せな空間に居合わせることができて、本当によかった。
当日3回(!)も演奏した彼らのアンセム、「フォーエバーヤング」のように、いつまでも若く、いつまでも素敵なままで生きていければいいけれど、わたしたちは老いていくし、ひとりの例外もなく、着実に、死へ近付いています。毎日は退屈に繰り返され、クソみたいな出来事もたくさんあって、理想と現実のふたつに引き裂かれながら生きているわけですけれども、それでもこの夜のような最高の瞬間が確実に存在していて、この瞬間だけは、クソみたいな出来事や壊したくなる現実から自由になり解き放たれて、ただ”自分”を生きることができる。
そういう瞬間があるからわたしたちは生きていけるし、死なないでいられるんだろうなと思います。世界のすべてに感謝したくなるような、とても素晴らしい夜でした。
楽しかった!
ということでそんな夜を追い求めて今週の日曜日はクラーク内藤さんのリリースパーティ@渋谷OTOです。現地でお会いしましょう!
11/22(日)渋谷OTOにて、ビートを強調したわりと若者向けの音楽イベント「BO」。 クラーク内藤7インチのリリパ。 pic.twitter.com/IzShIMZrlG
— クラーク内藤 (@clarknaito) 2015, 10月 29
最後Traxmanが出てきて全部もってったのもオモシロかった!
あとハバナイはPVがやたら良いのでこちらもどうぞ。
今日はそんな感じです。
チャオ!