なるべくカタカナ語使いたくないんですけどVanityって「虚栄」とはいえ「虚栄の指標」ってなんかしっくりこないので英語そのままでいくと、バニティメトリクスと呼ばれるものがありまして、サービスとか何かを伸長させていくときって何か指標を設定するじゃないですか。
例えばブログだったら「月間100万PV突破!」とかね。
それって実は「バニティメトリクス=虚栄の指標」で、そこを追うべきではないんだけど、分かりやすいのでつい人間はそこに集中してしまうよね、それはあかんで、っていうものなんですけれども、最近合コンとかデートとかしてて自分がそこに陥ってたなってことに気付いたんですよね。そのくらい、つい目が行っちゃうもので怖いな〜と思ったので備忘。
※「マ」じゃなくて「メ」だった!まちがえてたのでなおしました!めんごめんご!
バニティメトリクスがネガティブな指標だったら、じゃあ何を目指せばいいのよってなると思うんですけど、それについては「Actionable Metrics(行動につながる指標)」というように定義されていて、ブログだったら何でしょうかね、そのブログの目的にもよると思うんですけど、「いつか単著を出したい」がゴールだとしたら「出版社から問い合わせが来た件数」だったりするでしょうし、「AdSenseやアフィリエイトで収益を立てたい」だったら「CTRやコンバージョン率」になるのかな。
でも一見わかりやすくて効果が出ているように感じるのって「PV」とか「UU」で、炎上したりバズったりすればパッと上がりやすいこともあってみんなそこに意識が行っちゃって、「こんなにPV出てるのにオカシイなあ〜」ってとこにハマるような気がします。
わたしも最近これと同じ状況に陥ってしまっていて、恋人を探す過程で「合コンの件数」とか「デートをした人数」を指標として追うようなマインドになっていたんですけど、本来的にはそこじゃなくて「わたしに好意を持ってくれた人の数」だったり「恋愛につながりそうな相手の人数」を見なきゃいけないんですよね。
でもそれってけっこう精神的にしんどいっていうか、合コンの件数とかデートした相手の頭数ってエイヤでなんとかなってしまうけど、後者ってなかなかやりようがなかったりうまく達成しなかったときのメンタルダメージも重いので、つい逃げてしまっていたな〜と思い反省しました。
求めるものが満たされないことのダメージ、けっこう強敵。
ちなみにアクショナブルメトリクスの例で言うと、Twitterなら「新規ユーザーが◯人以上フォローした数」だしFacebookなら「新規ユーザーが◯人以上友達とつながった数」みたいな感じで、ユーザがそのポイントを越えた瞬間に表示させる画面も切り替えてるはずなんですよね、そのポイントを越えるまではおそらくその指標を越えさせるための促しを出しまくってるはずなので(めんどうなので検証してないんで誰かしてたら教えてください)
でも弱腰で考えると「新規ユーザが何人以上フォローするなんてコントロールできるわけないじゃん」って思うだろうし、実際追うのはなかなかハードだと思うんですけど、そこまでしないとサービスを運営していて意味が無いしそのための努力は本質的だからやるべきだし、ただやみくもにユーザ数だけ増やしてほぼ死人、みたいなのよりは、よっぽど努力する意義があるよなと思います。
ということで仕事をがんばればがんばるほど恋愛面においてもマッチョ思考になりつつあってモテからは遠のきそうだなあ〜という思いを深めたのでした。なんだそりゃ!
今日はそんな感じです!
チャオ!
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