インターネットの備忘録

インターネット大好きな会社員がまじめにつける備忘録です。

「書き続ける」こととリーダーシップの関係について


ライター志望でなくても、定期的にブログを書くべき7つの理由 - ICHIROYAのブログ

言及ありがとうございます。

 

いちろーさんの書かれている通り、ブログを書き続けていると情報収集のアンテナが敏感になったり、自分の思考の整理ができるとか、書き残したものが副次的に誰かの役に立つ、というような良いことが、たくさんありますね。

実際わたしも700本以上のエントリーを残してきたわけですが、その蓄積を自分で振り返れるのは何者にも代えがたい財産で、しかもブログのいいところって、自分が当時書いたものについてのコメントもセットで残ってるんですよね。こんなにありがたいことはないと思います。なので、わたしはどんな人でもブログを書いたほうがいいし、バズろうがバズるまいが、書いて外に残しておくことが大切だと思ってる。

 

みたいなことは自分の電子書籍でも書いたのですが、最近この鍛錬がまた違うところで良い効果をもたらしてるんじゃないかな〜と感じているので、備忘しておきます。

↓いま振り返ったら書いたのはもう3年近くも前!

ブログにためになることなんて書かなくていい impress QuickBooks

ブログにためになることなんて書かなくていい impress QuickBooks

 

 

で、こないだこんなのを読みまして。


「書くこと」は精神力を鍛え、リーダーシップを磨く最良の方法である | ライフハッカー[日本版]

内容的にはなるほどという感じです。

ちょっと近い内容なんですけど、ちょうど最近、「リーダーシップを発揮する」ってなんだろうと考えていて、まだ結論は出ていないんですけれども、現時点で個人的に定義しているのは「その集団の目的を達成するために、より適正と思われる手段や道筋を判断し、メンバーがそこに向かうよう説得して動かす」ことだと思ってるんですね。

 

でいうと、前半の「集団の目的を達成するために、より適正と思われる手段や道筋を判断する」っていうのは、わりと自力ででもできると思うんです。分析力が鋭いとか、その領域に知見があるとか、情報収集能力が高いとか。

でも後半の「メンバーがそこに向かうよう説得して動かす」ってなかなか難しくて、難しいっていうのは「メンバーが言うことを聞かない」という意味ではなく、「わたしがなぜこの手段を適正だと思うかを、相手に理解してもらえるよう説明する」ことが難しい、ということなんですけど、人に伝えるのって本当に技術が要るものだなと思います。やってみて「あれっ思ったように伝わらない」っていう場面を何度も経験して、アジャストしていかなきゃいけないと思うので。

 

で、もし自分がリーダーとして何かのチームを推進していこうとするとき、メンバー本人の良さや能力を存分に発揮してもらうには、トップダウンで「いいからやれ」だと絶対ダメで、そのためにはやっぱり当人が「確かにそうだ!このやり方が適正だ!」と思ってもらう必要があると思っています。

なので、最近はリーダーシップの条件に「自分の言いたいことを、相手が理解できるように伝える力があること」も含まれるんじゃないかなと思ってるんですよね。「このくらい説明すれば分かるだろ〜」が効かない場面が死ぬほどあって、思ったように伝わらないとか、うまく説明できたつもりだけど理解してくれてないとか、たくさんあるので。

 

でいうと、ブログを書くって自分だけの日記を書くのとは違って、読んでくれる誰かを意識すると思うんです、少なからず。そうすると、誤解を招かないよう言葉を選んだり補足したり、分かってもらいやすいよう話の前後を考えたりするし、公開したものに対してのリアクションが「えっそこそう読む?!」みたいなこともたくさんあるので、「他人に自分の言いたいことを正しく伝える(ように努力する)」力が鍛えられるんじゃないかなと思います。あとは同時に、「自分が伝えたつもりの内容を相手が一発で100%理解してくれることはとても少ない」ということも、身を持って実感するというか。

 

で、これってそのままリーダーとして必要な能力に転換できるんじゃないかなと思ってます。でもこういう能力を身につけるのって一朝一夕には難しくて、細く長く続けなきゃいけない。常に意識し続けないといけないというか。ちょっと筋トレっぽいですよね。でもまさに筋トレと一緒で、一気につく力ではないから、悩みながらも続けていくことが大事なんじゃないかな〜って思ってます。

 

そのためにも、ブログを書き続けるのってすごく良い練習になるんじゃないかな。

なんかいまいちまとまらなかったけど、今日はそんな感じです。

チャオ!