インターネットの備忘録

インターネット大好きな会社員がまじめにつける備忘録です。

人生にはハレの日/ケの日、どっちも必要

三連休の最終日、猛烈な台風が日本を襲撃中ですが皆様いかがお過ごしですか。
関西地方の皆様、くれぐれもお気をつけになってくださいね。


さてこの連休でいつになくアグレッシブ&アクティブに出かけたので備忘。


まず14日(土)、以前エントリにも書いた徳利氏のライブが大阪であるというので大阪まで!日帰りで!夫に「追っかけやんけ!」とドン引きされても負けない!っていう勢いで行って来ました。

徳利さんへの手紙
http://d.hatena.ne.jp/hase0831/20130715

↑勝手に感情移入しすぎてキモいと俺の中で話題の当該エントリこちらです



イベント自体はデザインフェスタっぽいというか東京でもあるっちゃあある感じの企画内容なんですけど、大阪という土地柄のせいなのか、東京の企画よりスカしてなくて感じ良くて、すごく楽しかったです。サラッと東京disりましたけど、生まれも育ちもこっちなのでどうしても何かこう引け目があるので仕方がない。



会場はこんな感じのオシャレスポット。めっちゃ良かったです。

DESIGNEAST04 場への愛
http://designeast.jp/


登場はDMM英会話のCMの紛争で。
その後も数回お召し替えがありまして、アイドルっぽかった。


徳利さんは本当に「終わりの向こう側」に来てしまっていて、分からないなりに手探りで闘ってるんだなあという感動を与えてもらったことと、そういうナマのむき出し感を間近で・リアルタイムで見ていられる幸運に感謝せざるを得ませんでした。ライブ前にお会いした徳利さんはテンション低くて顔もどす黒い土気色で周りに対してもノー気遣いって感じでカッコ悪かったんですが、それすらも気迫を感じさせるというか、カッコ悪いことがカッコ良いって、すごい。


実際のライブも素晴らしく楽しくて、もちろん未熟だったり粗かったりいろいろあるんですけど、そういうの全部すっ飛ばす勢いとか強さみたいなのがあって、それってライブの良さだったりアーティストのスゴさだったりすると思うので、新幹線に乗ってまではるばる来てよかったと思えた。


ミーハーなので徳利カードを束買いしてサインまでもらった。



委細は当日現地でお会いした中西氏のブログで是非。
大阪の翌日は今インターネットで話題のピエリ守山へ行ったようで、そちらも注目でございます。まだ更新されてないけど。

関西へ行ったという記事その1|DIZZY IN Ameba
http://ameblo.jp/dizzyditch/entry-11614644929.html

ここでもまた余談ですけど、中西さんがgorgeでラップした曲が超かっこいいので、是非聴いてみるとよいです。マジで痺れる。

【OMOIDE​​​​​​​​​-​​​​​​​​​10】 GORAP EP
http://omoidelabel.bandcamp.com/album/omoide-10-gorap-ep


この日は大阪滞在約5時間とかで即撤収。
でも徳利さんD山さんお二人とお話できて嬉しかったです。(ただのグルーピーですね。キモいね)


あと夫婦で音楽レビューを楽しみに拝読していたのに徳利さんに傾倒しすぎて各方面から心配されている「キープ・クール・フール」の国分純平さんともお会いできて、感激しました。現地になぜかサッカー選手の中田英寿氏も来てたんですがそれよりレア度高かった。でもヒデ氏カッコ良かったっす。


徳利さんは引き続きあちこちでライブやるそうなので、気になった方は要チェキです。わたしも現地にいるかも。


そんで大阪から帰ってきてヘロヘロになりながら翌日15日、友人が指揮をするということで「ニコニコ吹奏合唱楽団」の第一回演奏会へ、埼玉県は和光市まで。大阪より近いのに土地勘がないので遠く感じました。ふしぎ!

ニコニコ吹奏合唱楽団が初の演奏会を9/15開催 - 100人で生演奏会やってみた | マイナビニュース
http://news.mynavi.jp/news/2013/08/24/074/index.html

1,000人越える収容のホールでガチのコンサートだったとは知らず、「御縁もあるし顔出しに行かなきゃね〜」くらいのノリで焼き菓子買って行ったのですが、到着したら普通にコンサートホールだし普通に入場待ちに行列でマジビビる。


結論から言うとスゴく楽しくって、生演奏のパワーとか、なんか言葉に出来ないけど、音のカタマリみたいなものが迫ってくるのを感じました。DTMで作られた音楽のほうが正確だし緻密なんだけど、そうでない部分の揺れとかブレみたいなのはライブでないと感じられないもんだなーって。その揺れとかブレって再現性が低くてあやふやで、それが「グルーヴ」とか呼ばれるものなのかもしれないですね。
わたしは初音ミク曲って聴いてると耳が痛くなっちゃうのでちゃんと聴いたことなかったんですが、こんなに楽しい曲がいっぱいあるんだなーと思って反省。偏見よくない!


ということでこの日も楽しくてフワフワしたまま帰宅。
両日に共通して感じたのは、「ハレの日とケの日が両方あることのスゴさ」ということ。
どちらのライブも普段は別のお仕事をしている人たちが週末とか自由になる時間を使って表現活動をしていて、そのメリハリ?落差?みたいなものがより強いパワーを発している印象でした。


ちょっと話が逸れますけど、去年くらいからマイクロビジネスが面白いなーと思い始めて、さらに今年の4月に「次世代ミュージシャンのためのセルフマネージメント・バイブル」を読んで、マイクロビジネス+表現みたいなのに興味が沸いていろいろ調べたり考えたりしていたのですが、その答えの具現化を感じたというか、二足のわらじw/音楽の活動を実際に見てしまうと、その表現活動は昔からあったものではあるけれども、モヤモヤ考えてたことがそこにスッと収まった感じ。


いずれにせよ今、インターネットを使って音楽をやるというのはすごくホットで、ネットの強みである時間と空間を越えて人をつなぐっていう良さが発揮できていることを実感できて、インターネット大好きおばさんとしては非常に幸せな連休でした。もともとネットには人と人をつなぐパワーはあったけれども、ツールの発展とかプラットフォームの充実が後押ししたことでそこに「表現」が介在するようになって、より一層幸福度が高まった感ある。


さらに表現活動としては参加していない観客側としてもすごく良い経験で、日々の日常生活を淡々とこなしつつこうやって特別な日を提供してもらうことでメリハリがつくというか、クソみたいな人生だけどこういう日があると生きてる価値があるなって思えました。やっぱり好きなものやことがある日を指折り数えて過ごす日常はとても素敵で、その日が来るまではなんとか死なないでいなきゃと思えて良かった。


個人的に8月9月は本当に悲しくて辛いこと続きでしたけれども、こういう1日、こういう数時間があることで「ああ死ななくてよかった」と思えるのは良いことですね。


実はわたし自身のハレの日も12月にあって、ほそぼそと続けているベースでライブに出させてもらえることになったので、近々また告知します!よろしくね!