インターネットの備忘録

インターネット大好きな会社員がまじめにつける備忘録です。

アサイチでシェアハウス特集


経験者として思うことメモ。
わたしが住んでたのは中央線沿線の急行が止まる駅から8分(新宿から20分以内)・居室は6帖(1間収納付き)、お風呂トイレ共同で家具一式付き・6万円台でした。

良かったこと

初期費用が圧倒的に抑えられる

これは本当に助かった。
普通の賃貸だと家賃×6ヶ月くらいが目安ですが、わたしが入ったところはデポジット3万円とかで入れました。あとは家賃のみ払えばいいっていう気楽さ。

家具付き、光熱費込みで目処がつけやすい

基本的にどこもそうなのかな?わたしが入ったところはテレビ冷蔵庫ベッドにデスク、照明器具は一揃え用意してあり、キッチンもリフォーム済でPCネット完備でした。実家から出て初めて入ったので、まだ経済力が弱いうちは光熱費が固定というのは安心でした。

一緒に入居する住人と相性が良ければ楽しい

これは本当にたまたまで、新しい家で全員が同じタイミングで入居したせいか結束力があって、ゴミ出しとか掃除のルールを決めようって話し合ったり、あとから入ってきた人が馴染めるようみんなでパーティしたりする習慣を作ったり、人間的に大人の人たちと入れたのでよかった。


タイに1人旅したのもこのタイミングで、同居人に経験者が多くてたくさんノウハウを教えてもらえたおかげでした。外国人の同居人がいたので、自宅で英語の練習ができるのも良かったです。
(しかし今はもうすっかりダメですが……)

止めた理由

お風呂の順番待つのキツい

まず経済力つけて自立したかったせいもありめっちゃハードワークで働いていたため、始発で帰ってきてシャワー浴びてまた出社みたいなとき、お風呂共同で他の住人が出るの待ってるのとか正直ツラかった。
タクシーで深夜帰宅したとき物音に気を遣うのが疲れるときもあったし、期間を区切ったから乗りきれた感はあります。

自分の好きなインテリアにできない

共同スペースは基本的に自分の好きなように出来ないので、キッチンとかを好きなように変えたりできなくて、実家から出てきたメリット薄いわ〜と思いました。勝手な話ですが…。
余裕が出来たから「もっとああしたい」「こうしたい」っていう発想も出てきたと思うので、出る頃合いだったんだろうなと思ってます。

住人の入れ替わりで合わない人が出てきた

これはシェアハウスの宿命で、基本的に住人の流動性が高いので、「ん?」みたいな人が入ってすぐ出てくことが増えてきて、ああそろそろ無理かなって思いました。
忘れもしない、下の階に入居したドイツ人から「夜に洗濯機を回すのはやめてくれ」ってクレーム付けられたとき「外国の人はおおらかだなんて嘘だー!」と思って絶対に出ようすぐ出ようと決意した出来事がありました。それまでいた住人はカナダ人とかオーストラリア人だったせいなのか、単に個人差なのか、まあ個人差なんでしょうけど、そんなこともあって、それなりに年収も上がってきたし出るかーってなりました。

トータルで見て、「わたしは」良かったと思う

金銭的なことも大きいですが、他人と暮らすことで「自分の主張が通るなんて思わない方がいい、通ったらラッキーくらいでいい」と思えるようになったし、仕事でクタクタになって泣きながら帰ってきたら他の住人に出くわして愚痴を聞いてもらったり、海外が身近に感じられたり、何より「人生どうとでもなる」と思えるようになったのはいい経験でした。


ただ親世代は良く思わないでしょうし、わたしがラッキーだっただけでトラブルも多い形態だと思います。
実際に早朝、警察のガサ入れが入ったこともありました(近隣住民にここはシェアハウスだと説明が不足で、知らなかった方から外国人が出入りしている家があると通報があったそうです)


わたし個人は、シェアハウスのおかげで実家を出られていろんなことから自由になる突端を掴めたので本当に感謝しています。それ以外にも思わぬきっかけで社会的弱者に転落して、もう一度生活を立て直す際にこういうシステムがあることで助かる人もいると思う。
興味がある人には経験から感じたメリット・デメリット話した上で勧めますが、当時よりニーズが増えてきていることもあり、いま流行りの「脱法シェアハウス」なのではないかとか、契約内容を確認し悪質な業者かどうか見極めるのは自分なので、しっかり自己防衛してください。


でもこういうのってシェアハウスに限らず普通に賃貸契約するときも同じですよね。
何しろ転居する際の初期費用の高さをなんとかしないと、こういう問題は収束していかないんだろうなーと思いました。チャオ!