インターネットの備忘録

インターネット大好きな会社員がまじめにつける備忘録です。

経営者の仕事は「未来を予測すること」「決断すること」

「経営者視線」はいらないけど「給料の理由」は意識するといいかもhttp://d.hatena.ne.jp/hase0831/20130502

これで「経営者視線とかいらねーよ」って書いちゃったんですけど、よくよく考えたら「経営者のすべきこと」ってなんだろうってことに思い至っていろいろ考えたので、そのへん備忘。

経営者視線ってなんだろう

視線?視点?まあそのどっちかなんですが、経営者がしてることってなんだろうって思ったんですよね。
ざっくり言うと何らかの方法でお金を儲けてそれを社員や株主に分配するのがメインの仕事だと思うんですが、そのために経営者がしてることってなんだろう。単に稼ぐだけならまあ方法はいろいろあるだろうし、実際の細かい現場仕事は社員を雇っていれば彼らがやってくれるわけですよね。

じゃ「経営者がすべきこと」ってなんだろう?と考えたときに、わたしはこの2つだと思いました。

「未来を予測する」「決断する」

未来を予測する。
日本国内だけじゃなくて世界規模でヒト・モノ・カネの動きを見て、この先どうなっていくかを予測する。そのためには情報を集めて自分の状況に引き寄せて考えて、1年後、10年後、30年後どうなっていくかを考えて、その状況下で自分の会社がどうなっていくかを予測しなければいけません。超めんどくさそう。


そして決断をする。
立てた予測に基づいて、今度は自分の手持ちのヒト・モノ・カネをどう動かすか、新しく始めるのか諦めるのか、増やすのか減らすのか、みたいなことを決断していかなければいけないわけです。超たいへん。こういう仕事をするために、社員を雇って日々のお仕事業務を代わりにやってもらうようお願いしてお金を払っているわけですね。経営者にドMが多いという理由がなんとなく分かる気がします。

自分がした決断の影響を引き受ける

で、これって一個人に引き寄せて考えると分かるんですが、わたしたちも同じようなことをしています。
自分がいま何歳で、どういう状況にあって、どういう強みと弱みがあって、これからどうなっていきたいか。そしてこれから世の中はどうなっていきそうか。これらの情報を元に自分の未来を予測して、ひとつひとつ決断していくわけです。
絶対に手に入れたいもの、諦めてもいいもの、欲しいけど諦めざるをえないもの、いろいろ。


そして決断した選択肢についての批判や反発は、自分で引き受ける覚悟が必要で、これも経営者と一緒。そう考えると、経営者視線が必要かどうかって、お仕事上では立場によって別としても、本来はみんなが持っているべきものなのかもしれないなって思いました。


自分の未来を予測して、決断をし、選んだ道には自分自身で責任を取る。誰かに頼らず、誰かのせいにもしない。
これが「自立した大人になる」ということなんだろうなーと思った連休最終日なのでした。