インターネットの備忘録

インターネット大好きな会社員がまじめにつける備忘録です。

「そんなことはなんでもないし、あれで良かった、と思えるように生きればいい」

オチのない話です。ひさしぶりの知人と会いまして。

近況とかやろうとしてる仕事の相談とか、個人的な問題とかそんなんを聞いて意見を交換したりしたんですけど、似たもの同士は引き合うのか、知人も離婚しそうだってことなんですね。んで「離婚」って、人生的にはなかなかの大きなイベントで、今どき珍しくないとはいえ、あんま褒められたことでもないし、しないで済むならしないほうがいい。

でもまあしちゃったもんは仕方ないし、その二人の関係性的にはしたほうがいいからしたわけなんですけど、その説明を他人に100%するわけにもいかないし、説明しようとしたってできっこないから、離婚した本人はそういうゴシャゴシャした感情を抱えながら、まわりの勝手な意見を黙って引き受けなきゃいけない、というめんどくさい立場になるわけです。で、離婚経験者同士っていうのは、そういう複雑なゴシャゴシャを理解して、踏み込まずに「うん、わかる。」と言える/言ってもらえるのは有り難い関係なわけですね。

その知人は今回で3度目の離婚でしかも相手がかなりハイパーにこじらせててたくさんお金を取られそうだとのことだったので、まず「逆に、面白い」を唱えろ、あと毎回似たような相手とくっついてうまくいってないんだから、今度は違うタイプの女性に目を向けろと話したわけなんですが、起きちゃったこと、というのは、本当に何をどうしても、どうしようもないんです。

あのときああ言えばよかったのかなとか、あのときこうしてれば変わったのかなとか、すごく大切な気付きだし必要な反省なんですけど、それを同じ相手に実践する場は、もう二度と来ない。ものっそいミラクルなケースとして起きるかもしれないけど、基本的には来ません。悲しいことだけど。(別件でお会いした人に「一度離婚したのにまだ同じ相手と復縁した人もいるから、わかんないですよ!」って言われたけどそんなの宝くじ並にレアなケースだしうまくいくこともレアなので、あまり慰めにはならない)

だから大切なのは「あの決断はあれで良かった」と思えるようにするために、その後の人生をちゃんとアジャストしていくってことなんだろうなと思いました。離婚はしないほうがいいし、してしまった以上はなにか自分に(もちろん相手にも)少なくない問題があって、それを解決できなかったから、あまり良くない解決策を取るしかなかったわけで。それを繰り返さないためにも、なにが問題だったのか、それを繰り返さないために自分はどう変わる必要があるのかを、つらいけど考えて、試していくことが大切。

わたしは今でも離婚した相手の幸せを祈ってるし、わたしも幸せになることでしか、二人でしたあの決断を良かったものにできないと思うから、なんとかして幸せになろうと思ってる。でも、思いつめて考えすぎるのもつらいし、基本的には「そんなこと、なんでもないのよ」というスタンスと、その後の生き方で、「あの決断はあれで良かったんだ、仕方がなかったんだ」と思えるように、開き直るんじゃなくて、前向きに、より良い方向に変えていく努力をするしかないんだよねって結論に至ったのでした。

とはいえ一度の離婚でもかなりハードなのに、その後2回もプロポーズできてるんだからまたできるよ大丈夫、と言って解散したのですが、異性と付き合う先のゴールを必ず結婚に設定してしまう人ってなんかこう一直線というかマジメというか、大変そうだなって思ったのでした。

 

結婚に限らず、他者との関係性において、してしまった失敗を自覚し反省して、ちゃんと次に活かす、っていうのは大切だけど、難しいことですね。性格とか、思考のクセもあるしね……。クセの矯正が一番、難しいかも。がんばるぞー。

今日はそんな感じです!

チャオ!

 

☆去年末に似たようなこと書いてた


決断を正しいものにするのは自分 - インターネットの備忘録