書くか書くまいか悩んだのですが、結婚いいよお〜という記事を書きまくってたくせに、結婚に失敗したことを書かないのは不誠実だなと思ったので、書きます。
ということで、残念ながら夫と離婚しました。
結婚生活はほんとうに素晴らしいものだったし、憎み合って別れたわけではないので、入籍したときに感じたことすべてが水泡に帰したわけじゃないんですが、それでもやっぱり悲しいですね。
夫と知り合って結婚したことでわたしは生まれ変われた気がするし、今も尊敬している相手なので、いっときでもわたしと人生を共にしてくれたことを感謝しています。
いっぽうで彼を幸せにしてあげられなかったことを心から悔やんでいて、そのことは一生後悔していくんだと思う。
一生を共にする約束を反故にしたんだから相応の苦しみはあって然るべきで、しばらくは辛いと思いますが、なんとか乗り越えていきたい所存です。
入籍したときに「自分をもっとも知る他人がそばにいる」と感じたのですが、その気持ちはあまり変わりません。
別れてしまったとはいえ、友達とも家族とも違う関係性の他人ができて、わたし自身はこれからもどんどん変わり続けていくから、彼が「自分をもっとも知る他人」ではなくなっていくんだとは思いますが、それでも両親や家族より、わたしの黒くて嫌なところ、ダメなところを知っている他人が存在する、というのは不思議な感じ。
人生なにごとも経験ですね。
心身が引きちぎられるような気持ちがここしばらく続いていますが、辛いとか苦しいとか、悲しいっていう気持ちから目を逸らさず、この手ざわりみたいなものを確かめながら生きていこうと思います。
そんで全然関係ないんですがいま鬼平犯科帳を読んでて、鬼平がめっちゃいいこと言ってるからメモしとく。
「死ぬつもりか。それはいけない。どうしても死にたいのなら、一年後(のち)にしてごらん。一年も経てば、すべてが変ってくる。人間にとって時のながれほど強い味方はないものだ」
鬼平ヤバい!かっこいい!
小説は事件単位で短めの一話完結だから移動中に読みやすいし、火付盗賊改方は現代でいうと刑事ものっぽくて事件解決にも派手さがあるし、とても良いです。
鬼平は清廉潔白というよりは清濁併せ飲む系のシブさがあって、とても素敵。あとめっちゃ強い。
何を書きたかったか忘れちゃいましたが、そんな感じで2013年最後のエントリを終わります。
みなさまもどうぞ良いお年をお迎えください。
チャオ!

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良いよ!