インターネットの備忘録

インターネット大好きな会社員がまじめにつける備忘録です。

自分の選択の正当性を補強するために他方をdisるの本当にダサいと思う

好きを説明するとき「ついでにいっちょ批判」するのは止そう - インターネットの備忘録

↑で書いたのと同じことなんですけどね。

 

わたしは東京生まれヒップホップで育ちじゃないけど横浜で育って基本的に首都圏の人間です。

母親は関西出身でしたがわたしが産まれたときすでに母の実家は川崎市でしたし、父は三代東京の江戸っ子な人だったので、「田舎に帰る」という概念がなくて、子供のころは「夏休み、田舎に行く」人たちが本当にうらやましかった。

それは「ふだん自分が過ごしている場所とはまったく違う環境を垣間見ることができる」という状態に憧れていたのだと思います。

 

そういう意味ではわたしは未だに地方出身の人が話す「田舎あるある」みたいなのが大好きで、そんな経験をしたあと東京でバリバリ働いて都会のことも分かってる人には絶対に勝てない経験の幅、みたいなのがあると思っているので、ちょっとコンプレックスです。

 

なんですが、やっぱり東京が好きです。

生活するためのコストは確かにべらぼうに高いんですが、人や新しい情報と出会うためのコストが格段に安くて、興味があるモノコトヒトへのアクセスが圧倒的に楽。

それが東京の良いところで、好きなところ。

わたしは好奇心があるほうだし新しもの好きなので、そういう性格がマッチしているんだと思います。

 

いっぽう、同じ親から産まれたうちの妹は郊外に家を建てて車がないと移動も大変!みたいなライフスタイルを送っていて、同じDNAのはずなのにこんなに違っているのがとても不思議に感じるのですが、彼女は彼女自身で自分の好きな生き方に沿ったライフスタイルを送っていて、ステキだと思う。

 

そのステキさって、「自分が本当に好きなものや生き方は何かを知っていて、それを手に入れられている」という状態のことなんだと思うので、都会が嫌なら出て行けばいいし、田舎が嫌なら都会に出てくればいい。嫌な状態を我慢してるのが、いちばんよくないですね。

 

どうやったら快適で楽しく過ごせるかは人それぞれ違うわけでして、その人にしか見えないステキなところがそこにはきっといっぱいある。

わたしは田舎の魅力が分かっていないぶん、さっきも挙げた妹のライフスタイルや、地方にIターンした友人の地元話をとても興味深く聞きますし、そうやって好きな場所のことを語れる人はステキだなと思います。

 

なので「自分はこの生き方が好きだ!ここの場所はこんなにイケてるんだぜ!いいだろう!」ってたくさん自慢してほしいし、そういうコンテンツはたくさん見たいんですが、ついでに他方をdisるのは本当にダサいので、やめてほしいです。

田舎を褒めるために都会をdisる必要、ありますか?

 

書いた瞬間、本人的には\ドヤァ/ってなれて気分がいいのかもしれませんが、そういう行動が本来ステキなはずの場所にミソをつけることになるので、バカなのかな?って思っちゃいますね。

 

 

▽参照

イケダハヤト師、高知行きに寄せて | 乱れなよ、そして召されなよ

東京が住みにくい人は文句言ってないで出て行けばいい : Blog @tanocchi

 

あと「色の薄いうどんでも食ってろ。醤油ケチりやがってしみったれめ。」というのは釣りだとは思うんですがちょっとクスッときました。元夫が関西出身だったので、うちのうどんはヒガシマルのお醤油を使っています!

 

今日はそんな感じです。

チャオ!