読みまして。
ひさびさに仕事に関わるっぽいことを書きます。疑問として挙げられていることのアンサーになるかわからないけれど、ヒントになれば。
世の中の仕組み、会社や業界の慣習、商習慣、お作法、などなど、知りたいことはたくさんありますが、そういう「ヨソのこと」の入門には、やっぱり書籍がベストなのではないかなと思います。
もちろんその業界の中の人、仕組みの内側にいるひとに聞いてみる機会があればそれが1番だし、TwitterやFacebookのおかげでそういうことができる可能性がゼロではない時代になりつつあるとは思うんですけど、まず質問するまえの基礎知識、疑問が生じるためのネタ集め、みたいな下準備は、どうしても必要。
手ぶらで人に質問することほど失礼なことはないし、時間の無駄もないと思います。
ということで、「社会で起こること」「起こってきたこと」みたいなのをざっくり知るには、このへんの書籍が手軽でいいんじゃないというのをメモしておきます。
図解入門業界研究シリーズ
図解入門業界研究 最新音楽業界の動向とカラクリがよーくわかる本[第3版]
- 作者: 大川正義
- 出版社/メーカー: 秀和システム
- 発売日: 2015/07/27
- メディア: Kindle版
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図解入門業界研究 最新映画産業の動向とカラクリがよーくわかる本[第2版]
- 作者: 中村恵二,佐野陽子
- 出版社/メーカー: 秀和システム
- 発売日: 2016/01/25
- メディア: Kindle版
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図解入門業界研究最新小売業界の動向とカラクリがよ~くわかる本[第2版] (How-nual図解入門業界研究)
- 作者: 根城泰,平木恭一
- 出版社/メーカー: 秀和システム
- 発売日: 2015/06/29
- メディア: 単行本
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△なんとなく興味が高そうな業界のやつをピックアップしました
この「図解入門」シリーズがなかなか良くて、異業種へビジネス提案をするとき、なるべくこういう本を読むようにしています。
相手がどういう構造の中にいて、どういう理論で動いているかがわかりやすい。
戦略思考トレーニングシリーズ
業界研究、というよりも、もっとカジュアル。
なぞなぞ本みたいな感じで軽く読めるけど、「そっか、そうだよね」という発想のヒントがもらえるのと、思考が固まるのを防いでくれるので、おすすめしている本。
手元にあればよかったんですが、読み終えたので必要そうな人にあげてしまった……。
これから世間で起きること、について
未来については、どのジャンルのことを知りたいかでどの書籍を手に取るべきか、また変わってくるとは思うけど、わたしはこのサイトが1番好きです。
2020年、2035年、2045年をキーワードにいくつか書籍もあるけど、わたしはピンとくるものはまだありませんでした。個人的には2020年の東京オリンピックイヤーと、技術的特異点が来ると言われている2045年が気になります。
ポスト・ヒューマン誕生―コンピュータが人類の知性を超えるとき
- 作者: レイ・カーツワイル,井上健,小野木明恵,野中香方子,福田実
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 2007/01
- メディア: 単行本
- 購入: 11人 クリック: 117回
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シンギュラリティ系の本は、読んでおくと面白いかも。でもそれまで生きてるかな……。
という感じでしょうか。
異業種の方へのコンサルティングとか、事業提案などをする際に、自分は自分のいる業界のことしか知らないんだなあ、と実感することが多くありました。とはいえ、同じ資本主義の中で禄を食む以上、まったく意味がわからない、理解ができない仕組み、というのも、あまりありませんでした。基礎さえ抑えておけば、ある程度は議論がしやすいものだな、というのが、今までの経験で得た知見です。
こういうのを知っておくと、街を歩いていてもテレビを観ていても「ああなるほどこれはああいう仕組みだからこういうことをしているのか」が分かって、楽しみが広がったので、業務とは関係なくても、興味をもったなら触れてみるとよいかもしれませんね。
今日はそんな感じです。
チャオ!