三軒茶屋に「Orbit」という素敵なお店があって、そこで定期的に開催される「ヌルマユ」という音楽イベントがあるんですね。入場料無料で、靴を脱いで座るスタイルで、ちょっとした小上がりでお子さんがキャッキャ遊んでたりする、とてもピースフルなイベントなのですが、そちらがめでたく10周年のアニバーサリー・イヤー、ということで、いろいろな企画をリリースされています。
で、そのなかのひとつがこちら。
おなじみ id:dubstronicaさんが発起人となって、ヌルマユのメンバーであるDaisuke Sugimotoさんのリミックスアルバムが出るんですが、なんと、ライナーノーツを書かせてもらうことになりました!ひゃー!わー!
Daisuke Sugimotoさん、実は2年前に「風呂と音楽」というイベントを綱島温泉でやったとき、ライブをしてもらっていて、そのときから好きだな〜大好きだな〜と思っていたので、今回声をかけていただいて、本当に嬉しいです。
そのときの紹介がこちら。
振り返ると、このときの出演者が全員参加しているという不思議なご縁……!
GorgeやSLABのように、音楽通以外の間ではまだあまり知られていないジャンルについて布教したさのあまり書く、ということはしてきたのですが、そういった「そのジャンルの世界観や大好きさについて書く」のではなくて、ある1人のアーティスト、さらに各楽曲をリミックスするアーティストのみなさんについて書く、というのは、今までやったことのない、個別に深く向き合う作業になっていて、とてもワクワクしています。
わたしは音楽評論家でも演奏家でもないし、未だにエレクトロとエレクトロニカの違いがピンと来てないレベルの素人なので、テクニック的な部分やうんちくみたいなことはまったく書ける自信がなくて、そこはご期待に添えないと思うのですが、アルバムの副読本というか、新たな世界の提示としてのテキスト、みたいな立ち位置で書けたらいいなあと思っています。
Daisuke Sugimotoさんの楽曲は本当に大好きで、未だに聴くと涙が出てしまうほどです。毎回「ああ、なんてきれいな音楽なんだろう」と思います。繊細で優しくて、とても豊かです。彼のフィルターを通して見た世界が音楽として再構築され、こんなに美しいものとしてふたたびこの世界に現れてくれたのは、ほんとうに、素晴らしいことだと思います。
そうやって再構築された世界を、才能豊かなリミキサー陣が解釈し、ふたたび構築されてこの世界にまた美しいものが増えるんだと思うと、とてもワクワクしませんか。テキストという違ったアプローチですが、わたしもその一助となれたらいいいなと思っています。
dubstronicaさんによるDJ Mixはこちら。
Fujiyoshi Brother'sによるアートワークも、すごく素敵!
ぜひ聴いてみてください。進捗は、また追って。
やったことがないものに挑戦するのは、怖いし緊張するけど、とっても楽しい!
今日はそんな感じです。
チャオ!
☆でました!