内田樹「呪いの時代に」
ネットで他人を誹謗中傷する人、憎悪と嫉妬を撒き散らす人・・・・・・異常なまでに攻撃的な人が増えていませんか
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/28694
- 作者: 内田樹
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2011/11
- メディア: 単行本
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いろいろ思うところありますが、呪いの効果とは「相手の頭をぶん殴ってショック状態に陥れ、自分の立場を優位に保つ」ことなのかなーとか。
- 出版社/メーカー: ギャガ・コミュニケーションズ
- 発売日: 2007/11/02
- メディア: DVD
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これを映画館で観て、「人に話しを聞いてもらいたければ、相手の肩をつかむ程度ではだめで、頭をハンマーで殴らなければならない」(うろおぼえ)という台詞が妙に印象に残りました。
ネット上でも、強く・鋭く・否定的な言葉を吐くことで、相手を傷つけ、自分が優位に立つことで、言いたいことを聞かせる方法を取る人が増えた、ということなのかもしれないですね。
「情けは人のためならず」…じゃなくて、「人を呪わば穴ふたつ」と言いますけど、誰かを呪うときには自分にもそれ相応の覚悟が必要なのに、ネット上ではそれが見えにくい(自分に返ってくることが実感できにくい)からなのかもなーという気がします。
女性の写真に「チェンジ」とか一言コメントを書いて自分が優位になれたような気になっているやりとりをたまに見かけますが、自分がその場では匿名の立場で、かつ短い言葉で相手を否定することで、相手に呪いをかけているように見えます。いやですね。
内田樹さんの「呪い」関係の著書だと、こちらも面白かったです。表紙がバガボンドの井上雄彦さんで、かっちょいいです。
- 作者: 内田樹,釈徹宗
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/02/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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あと「呪い」を「呪(しゅ)」と読むのをこの漫画で知りました。こわいですね。
- 作者: 岡野玲子,夢枕獏
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 1999/07
- メディア: コミック
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