昔から「エンジニアは営業が苦手」とか「エンジニアはデザインが苦手」とか、あるいは「エンジニアはコミュニケーションが苦手」というような言われ方が嫌いだった。
実際、営業が苦手なエンジニアというのはいると思う。でもそれはエンジニアだから苦手なのではなくて、単にその人が営業が苦手なだけだ。同じように、デザインに関してもコミュニケーションに関してもそうだ。
おおまかにそういう傾向があるということまでは否定はしない。例えばプログラミングのカンファレンスに行くとそこでは男性率が非常に高いし、全体としては、まあなんというかリア充とはちょっと違う雰囲気を醸し出している・・・というようなところがあってそれは誰もが感じることだろう。集団を集めて一般化してみるとそういう何かしらの傾向が現れる、ということまでは否定はしない。
でもやっぱり、その「エンジニアだから○○」という型にはめたような話を自分自身にあてがってみると、そこには堪えがたい違和感があって、感情的な反発を隠せなかった。
このエントリにすごく共感して、じゃあそれって何て言えばいいんだろう、自分の持っているもの・持っていないものを把握するためにはどんなふうに考えればいいんだろうとずっと悩んでいたことを思い出しました。
で、最近ある程度自分で腹落ちしている分類が、タイトル。
スキル = 属性 × 特性 × 経験
属性は持って生まれたもの、変えられないもの、特性は得意なもの、他の人と比べて突出しているもの、経験はそれを使って何を得てきたか、それらの掛け合わせがその人個人のスキル、になるのかなと思っています。
だから、上司なり部下なり同僚なりを見るときに、どれか1つだけを見ていると見誤りやすくて、どんな属性で育って、どんな特性を持ってて、どんな経験をしてきたんだろう、みたいな感じで、複数面から相手を見るほうが、より理解しやすいのかもしれないな、と感じます。
これは自分自身を理解するときについてもそうで、自分の属性と特性と経験ってごっちゃにしがちで、得意じゃないのに「長年やってきたから(経験があるから)」って理由でそれが自分の得意なことだと勘違いしちゃったり、その逆もあったり、するわけです。
なので、相手がどんなスキルを持ってる人なのかを知る近道は、属性と特性と経験、それぞれをちゃんと知ることなじゃないかなーと思っているのでした。
#ちなみにこれ思いついたきっかけはポケモンをプレイしているときでした…。
何がどう発想のネタになるか分からないので、何事も経験なんだなー
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