こちらのエントリで、話し上手な友人の特徴をまとめましたが、
聞き上手な人の特徴についても考えてみたので備忘。
「話し上手は聞き上手」とよく言いますが、
話すのが得意でなくても、人の話を聞くというのであれば
すぐに取り入れられることが多いのではと思います。
相手の意見を一度肯定する
何かの話題でそれぞれが意見を言ったとき、
「でも、〜」「いや、〜」と否定するよりは
いったん肯定し、相手の意見を受け入れた上で
反論・質問をする方が相手も受け入れやすい、というのは
会議などで経験がある人も多いのではないでしょうか。
いきなり否定が返ってくると心が固くなってしまって、
素直に反対意見が聞けなくなったり、相手の意見を
何となく否定してしまったり。
相手の意見に賛同できなかったとしても、
「なるほどあなたはそう考えるのですね」と一度
受け止める、というのを心がけてみたいと思います。
相手に共感を示す
恋愛相談などで「もう1週間も電話してくれない」と言われて、
「1週間くらいどうってことないんじゃないのかなあ」と思ったとしても
その人にとってはそれが重大事で、悲しいこと、というのが
誰にでもあると思います。
悩みや怒りはものごとの大小ではなく、その人にとっての
重さがそれぞれで違うことだと思うので、一方的に
「いやそんなの普通でしょ」と返すのではなく、
その相手にとっての問題の重さ、に共感してみようとする。
少しズレますが、一部女性が長時間おしゃべりしていられるのは
この「共感」が基本にあるからではと思っています。
「かわいい」「むかつく」「うれしい」「悲しい」は
一番シンプルな共感ですよね。
#「共感」が「同感」ではないことも多いですが
傾聴する
傾聴とは、「こちらの聞きたいこと」を「聞く」(Hear)のではなく、
「相手の言いたいこと、伝えたいこと願っていること」を受容的・共感的態度で
「聴く」(Listen)こと(後略)
これに尽きるかもしれないのですが、聞き上手というのは
相槌がうまいとかミラー効果を上手に利用できることの前に、
「相手の言いたいことは何か」を注意深く聞くことが出来る人なのかもしれません。
#「傾聴」についてはこちらのサイトで分かりやすくまとめてあります
「傾聴ボランティアのすすめ」
最後に、以前、ある年配の女性に「和顔施(わがんせ)」
という言葉があると教えていただきました。
和やかな顔をすることで周りの人が救われる、という仏教の用語だそうなのですが
話し上手・聞き上手になれなくても、ニコニコして話を聞く、というのであれば
すぐにできそうですね。
わたしもがんばります。
ではまた。