インターネットの備忘録

インターネット大好きな会社員がまじめにつける備忘録です。

一人でバーに行ってみたいと思った人向けに経験談とか書く

初めて一人でバーに行ってきたまた一人でバーに行ったら絵に描いたような展開になった
危なっかしいけど、いい話だと思いました。


そういう自分も夫と出会ったのは家の近所のカウンターしかない飲み屋だったし、激務だった頃は会社帰りに1杯だけ立ち寄って飲んでちょろっとマスターと喋って「また来るね」ってできる場所があることで相当救われた経験があり、興味あるならぜひ行ってみることを勧めたいので、経験談とか備忘。

できれば家の近所で探すと良い

住んでる場所とかにもよると思うんですが、個人的には家の近所、もしくはタクシー1メーターちょい程度(1,000円前後)で帰れる距離のお店が良いと思います。繁華街にあるお店だとうるさかったり、商売っ気の強い店長だったり、妙に高かったり、ハズレを引く可能性が高まる気がする。あと家から遠くなるとそのぶん気楽さからも離れて「よし行くぞ」ってテンションじゃないと行かなくなったりするので…。


わたしは駅から帰る途中の道を変えてちょろちょろ歩きながらそれっぽい店構えを探してみたり、よさげな看板があったらメモっておいて家でググったり、そんな感じで探しました。大事なのは店頭がちゃんと掃除してあるかどうか。古くてもボロくてもいいんですけど、清潔であるのは必須です。
あとは個人的に看板がやたらごちゃごちゃしてたり派手な装飾がしてあったり、スタッフの写真とか馴れ合いっぽい飾りがされてるお店は候補から外してます。関わる人たちが仲いいお店は楽しいんですけど、どっぷり引き込まれたときのリスクがあるので。あと、そういうお店は気を使って疲れることが多い!

まずは飲み物1杯20分くらいで引き上げる

そんな感じで探して、お店の見当がついたら、23時とか24時前くらい、終電ってほどでもないけど早くもない、みたいな時間帯にフッと寄ってみます。1杯+1品、出るところはお通しがつくので、まあ2品と1杯で過ごす感じ。20〜30分で帰るつもりで店内で過ごしてみると良いです。


人の出入りがなくても、どんな感じのお客さんがいるのか、内装はどんな感じか、店員さんの接し方はどんなふうか、だいたいつかめると思うので、合いそう!と思ったらそのまま滞在してもいいし、ひとまず撤収してもよいです。あとお店のホスピタリティが出るのってお手洗いだと思うので、お手洗いにも入ってみる。


これ100均っぽいなあ、みたいな安っぽいグラスとかお皿を使ってるところは、実際それなりのお店なんだなって分かると思います。良い悪いじゃないです。「そういうスタンスのお店なんだな」ってことです。
なので、もし自分が本当に気軽にラフに飲める場所を探してるなら、それも判断基準になると思います。そういう、中に入ってみて分かることと、帰り際のお会計からお見送りの態度なんかでも相性が分かると思うので、そのへんをひととおり終えてから、合いそうか改めて判断してます。


あとは経験上、メニューとか置いてませんみたいなお店もあります。
なのでそういう場合はまず様子見って感じで着席→1杯だけ飲み物を何か頼む。もしお腹が空いてたら1品くらいは軽食を頼んでもいいです。で、20分くらいで1杯飲んで帰ると、お会計でだいたいの金額感が掴めます。


個人的な目安で「メニューの妥当額」というのを持ってるのですが、

  • ビール500円…安い!フランクな飲み屋として使えそう
  • ビール700円…ふつう(銘柄にもよる)、いわゆる一般的なバー
  • ビール1,000円…飲み屋プラスαを期待したい

みたいな感じ。


なのでわたしがいつも狙うのはビール700円台+お通しでだいたい合計1,000〜1,500円くらいの価格設定をしているお店です。いろんなお店で試してみてこの判断基準の確度は高いことを実感してるので、これわりと自信あります。
ビール飲めない人は、なんか一般的に置いてることの多いほかの飲み物に置き換えて試してみてください。ジントニックとかのメジャーなカクテルとか、白ワインのグラス1杯、とか。

付かず離れずを意識する

お店の感じ+価格設定が自分に合いそうだと思ったら、あとはお好みで。
仲良くなりたいお店なら、わたしは最初の頃わりと頻繁に行きます。といっても週に1回とか。お店の人としゃべる努力とか馴染む必要とかなくて、コミュニケーション取ってなくてもお店側ってけっこう覚えてくれてるものです。(このへん、バーとか小さい飲み屋でアルバイトした経験ある人は実感あるんじゃないかしらん)なので、無理に媚びる必要はありません。
なんか流れ的にしゃべる感じになったり、話しかけられたらしゃべればいいと思いますけど、「しゃべらなきゃ!」「なんか言わなきゃ!」って思えば思うほど空回りするので、気にしないほうがいいです。


ただ1つやっておくといいのは、「店員さんと目が合ったらニッコリする」くらい。満面の笑みじゃなくてもいいんですけど、お酒を出してもらったり何かしてもらったらニッコリして「ありがとう」くらい言うほうが、馴染めるスピードは早まります。笑顔と挨拶は相手に敵意を持っていないことの表明になるので。大人なら挨拶とか言われなくてもすると思うんですけど、まあ、一応。


そうやって店員さんと話せるようになると、次は店員さんと常連さん、常連さんたち同士、みたいな感じで関係性の環が広がっていくのはすごく楽しいし、世界が開けていく感じがしてドキドキします。仲いい所は常連さん同士でお花見したり旅行いったりしてますよね。なのでそういう近い付き合いでも大丈夫なら、積極的に参加していくのもいいかも。
わたしはそういうのは求めていないので、誘われてもなんとなくスルーしてます。基本的に連絡先も交換しません。お店で会ってお店の中で楽しくしゃべって終わり。(夫は例外、ひとめぼれだったので)


人間関係って、相手がどんなに良い人たちだったとしても、深入りすればするほど複雑で面倒なことが絶対に増えるので、そのへんは自分のキャパシティと相談で距離感を決めて下さい。深入りすると相手にガッカリすることも増えるし、けっこうしんどい。そういうのは普段の生活だけで充分だなーと思うので、わたしは避けてます。



とか書きましたし、実際バーに通ってたことも(今も)あるんですが、なんだかんだで最近は居酒屋が好きです。しかも居酒屋一人飲み。
なんでかって、居酒屋は中年客にやさしい…。あと料理もおいしい…。酒も…。
バーで一人飲みに慣れたら、ぜひ居酒屋一人飲みもお勧めします。チェーン店じゃないところね。おじさん(おじいちゃん)がカウンターの中にいて、内装もくすんだ茶色っぽいお店。20代なんて若いっていうよりガキすぎて肩身が狭く感じると思います。30代でも「若いね〜」扱いです。そういう世界もあるんだって知ると、トシを取るのが楽しみになりますよ。


▽お酒と付き合い始めようとするとき、ぜひ一読いただきたい本とか

今夜、すベてのバーで (講談社文庫)

今夜、すベてのバーで (講談社文庫)

今夜、すべてのバーで (講談社文庫)

今夜、すべてのバーで (講談社文庫)

日本のバーをゆく

日本のバーをゆく

超・居酒屋入門 (新潮文庫)

超・居酒屋入門 (新潮文庫)



あと、実はアルコール飲料メーカーがやってるグルメ情報が使えます。
≒彼らがお酒を卸しているお店のリストなので、大きくハズすことがないです。おすすめ。

ビールが飲める首都圏の居酒屋などのおすすめ飲食店情報!|アサヒビールhttp://www.asahibeer.co.jp/area/04/

サントリーグルメガイド-全国のレストラン、居酒屋、バーなどのグルメ情報検索サイトhttp://gourmet.suntory.co.jp/