インターネットの備忘録

インターネット大好きな会社員がまじめにつける備忘録です。

今のわたしを形作った本たちを思い出してみる

生涯所得を数千万円変える“本当の”情報格差/若者よ書を求め街へ出よ?|デマこいてんじゃねえ!
http://d.hatena.ne.jp/Rootport/20110813/1313239682

これを読んで、子供時代に読んだ本って確かに今の価値観形成にすごく影響している気がするなあと思ったので備忘。


うちの両親はそんなに蔵書がある人たちではなかったけれど、初めてわたしが自分の部屋をもらったときに、背丈の倍もあるような大きな大きな本棚を買ってくれて、たくさん本を買い与えてくれました。


読書というか物語を読むことが好きになったきっかけは(記憶にはないのですが)わたしを寝かしつけるとき、必ず両親が本を読み聞かせてくれたことが大きいのではと思います。

また、祖父母の家に泊まると、祖父が絵本の登場人物の名前をわたしや妹の名前に変えて読み聞かせてくれて(子供の好きなうんこネタも交え)姉妹で布団の中を転げまわりながらよく笑っていました。
そういう楽しい思い出が、読書にプラスのイメージを与えてくれていたのかもしれません。

幼稚園〜小学校

この頃は本を読んでいると両親や祖父母がとても喜んでくれて、どんな話だった?どこが面白かった?と聞いてくれ、答えると「お前は頭がいいな」「この子は天才だぞ」と大げさなほど褒められたことが嬉しくて、学校の課題図書を手当たり次第読んでいた覚えがあります。


いま思うと、当時は無理やりピアノ教室に通わされたり、学習塾や書道教室に入れられたり、やたらと勉強していました。(それがイヤで途中で脱走したりトイレに立てこもって泣いたりもしました)
戦中/戦後すぐの時代を裕福ではない家庭で過ごした両親いわく「自分たちには教養がない」というコンプレックスがあり「何事もなく学校に通えて勉強ができるんだから、そのことをありがたく思いなさい」と口を酸っぱくして言われていました。

もしかしたら、「自分たちは満足な教育が受けられなかったけれど、この子には」という思いがあったのかもしれません。

ももいろのきりん (福音館創作童話シリーズ)

ももいろのきりん (福音館創作童話シリーズ)

大きい1年生と 小さな2年生 (創作どうわ傑作選( 1))

大きい1年生と 小さな2年生 (創作どうわ傑作選( 1))

スイミー―ちいさなかしこいさかなのはなし

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くまの子ウーフ (ポプラ社の創作童話 11)

くまの子ウーフ (ポプラ社の創作童話 11)

おおきなかぶ―ロシア民話(こどものとも絵本)

おおきなかぶ―ロシア民話(こどものとも絵本)

しろいうさぎとくろいうさぎ (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)

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手ぶくろを買いに (日本の童話名作選)

手ぶくろを買いに (日本の童話名作選)

あおくんときいろちゃん (至光社国際版絵本)

あおくんときいろちゃん (至光社国際版絵本)


あとは学校の図書館でたくさん本を借りられたので、楽しかったですね。「タダで借りていいの!すごい!」ってハフハフしていた子供でした。

10代前半

主に小学校高学年〜中学の頃。だいぶ読める字が増えてきたので、両親の本棚と、祖父の本棚にあったものを手当たり次第めくってみていました。また「成金」だった祖父母が「学校図書」みたいなものを積極的に買い与えてくれたこともあり、国語辞典を片手に、のめり込むように読んでいました。
辞典でも分からないことは、積極的に親や先生に聞いたりしていました。当時から大人のひとと話すのが好きだったみたいですね。
#なので、当時は「いい子ぶりっこ」「先生にえこひいきされてる」といじめられたこともありました


また、国語の教科書を配られた瞬間にぜんぶ読んでしまうほどに「物語」を読みたい読みたいと思っていた覚えがあります。夜眠る時間を削って、豆電球の中こっそり本を読んでいたせいで急激に視力が落ちたのもこの頃です。今では0.02くらい。


おちゃめなふたご (ポプラ社文庫―世界の名作文庫)

おちゃめなふたご (ポプラ社文庫―世界の名作文庫)

若草物語 (新潮文庫)

若草物語 (新潮文庫)

智恵子抄 (新潮文庫)

智恵子抄 (新潮文庫)

三毛猫ホームズの推理 (角川文庫 (5680))

三毛猫ホームズの推理 (角川文庫 (5680))

羅生門・鼻 (新潮文庫)

羅生門・鼻 (新潮文庫)

注文の多い料理店 (新潮文庫)

注文の多い料理店 (新潮文庫)


小学校卒業のお祝いに、叔父から「火の鳥」全巻をもらったことも強烈でした。

「火の鳥」全巻特別セット(ケース入り)

「火の鳥」全巻特別セット(ケース入り)

10代後半

読んだ冊数でいうと、この頃が一番かもしれません。アルバイトを始め、自分で本を買える量が増えたこともあります。ちょっとませていたし、周りが読んでないようなものを読むのが好きでした。


両親から「自分たちには学がないから、お前はたくさん本を読んで、頭のいい人になってほしい」と常に言われていたこともあり、いわゆる知識・教養としての「名作」みたいなものに触れようと意識していたことを覚えています。

あと厨ニ病を思いっきり発症していたので当時のことを思い出すとウボワアアアアってなります。
村上龍三島由紀夫をほぼ読んだのがこの頃。マンガもたくさん読んでました。


仮面の告白 (新潮文庫)

仮面の告白 (新潮文庫)

金閣寺 (新潮文庫)

金閣寺 (新潮文庫)

人間失格 (新潮文庫 (た-2-5))

人間失格 (新潮文庫 (た-2-5))

愛と死 (新潮文庫)

愛と死 (新潮文庫)

錦繍 (新潮文庫)

錦繍 (新潮文庫)

限りなく透明に近いブルー (講談社文庫 む 3-1)

限りなく透明に近いブルー (講談社文庫 む 3-1)

ラブ&ポップ―トパーズ〈2〉

ラブ&ポップ―トパーズ〈2〉

ぼくは勉強ができない

ぼくは勉強ができない


今でも大切に読んでいるのはこれ

私の台所

私の台所


母が持っていたのはハードカバーに赤い表紙のものだったのですが、いつのまにか処分されてしまったのか、実家からなくなっていたので古本屋で見つけたときにすぐ買い直しました。料理、着物、和風なものが好きなのは、間違いなく沢村貞子さんの影響です。

振り返ると

買ったはいいけど意味不明で本棚の飾りになっていた本とか、文庫を持ち歩きボロボロになるたび何度も買い直して、友達にもプレゼントするほど繰り返し読んだ本とか、思い出せなかったけど「あーあれ面白かったな、なんていう本だったかな」みたいな本がたくさんありました。


そういえば落語好きも、小学生のとき祖父が持っていた「古典落語全集」みたいな本を全巻読んで、あらすじが頭に入った状態だったからかもしれません。そのときはピンと来なくても、ちゃんと血肉になって、あとからツルッと出てくるものなんだなと実感しました。


20代後半は仕事に焦って新書やビジネス書を読みあさっていましたが、今は好きな本・じっくり楽しめる本を、少しずつ読み進めることが楽しいです。これはインターネットである程度の情報を集めることを覚えたせいもあるかもしれませんね。


あまり本を読まない人に「じゃ手始めに1冊なに読めばいい?」と聞かれたらこのへんを薦めると思います。

69 sixty nine (集英社文庫)

69 sixty nine (集英社文庫)

わたしを離さないで

わたしを離さないで

夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)

夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)


久しぶりに大きな本屋さんへ行きたくなりました。

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