インターネットの備忘録

インターネット大好きな会社員がまじめにつける備忘録です。

布のように時間を織り上げる

前のインターンが卒業して、新しいインターンさんが入った。


つまり、まったくのゼロではないけれど、
ほぼゼロに近い状態から再度レクチャー&教育のしなおしだ。




Aという問題の質問をしてもらう前には
Bという前提を知っておいてもらわねばいけないし、
Cという共通言語を認識しておいてもらわないと辛い。


となるとCおよびBのレクチャーを丁寧に丁寧に、
本人が納得するまで何度でも繰り返し質問に答えてあげる必要がある。


1年前なら、めんどくさい、わたしにはもっとすることがあるのに、
と少なからず思っただろう、口に出さないまでも。
でも今は、もちろん業務が山積みになっているときに
的を射ない質問のメールが来ると頭を抱えたい気持ちにはなるけど
この過程は絶対に必要なことで、相手がギブアップしても
わたしは絶対にあきらめないで教えるぞと思っている。


この1年での大きな変化かもしれないけど、
採用、ということについて、よく考えるようになった。


アルバイトなり業務委託なり正社員なり、
採用する、契約する、つまり仕事を一緒にしてもらう、
ということは、ただそれだけの意味ではなく
相手の時間をこちらに託されているということだと思う。


ここでわたしが与える仕事が、経験が、
その後の相手の人生やキャリアに影響するのだ、と思うと
何となくのやっつけな仕事を渡すわけにはいかない、と思う。


人生はまっすぐな一本道ではなくて、
よく見ると薄い経験の積み重ねが積み上がって出来る道だ。
経験の一つ一つは糸のような細さでも、それが重なっていくと
布が織り上がるような感じでその人のキャリアが出来上がっていく。


糸の1本、1筋だって無駄なものはなくて、
すべてがその人にとっての経験として刻まれてしまう。
その人が織り上げる布に影響を及ぼしてしまう。


そう思うようになってから、覚悟が出来たのかもしれない。
これを5年前に気づけていたら、とも思うし、
わたし自身に対しても出来ていたらな、とも思う。


時間は巻き戻せないし織り上がってきた布はほどけないけど
それはそれで、わたしらしい素敵な布になるといいなと思う。
さーがんばろ。

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