インターネットの備忘録

インターネット大好きな会社員がまじめにつける備忘録です。

誰かのせいにしたり見下したりみんなで不幸になろうとするのやめたい

忙しくなると途端に更新頻度が落ちてよくないですね。書くのはおろか、読むことも出来るか出来ないかレベルで業務量が増えていて無理したせいで熱出したりしたのをこの週末でなんとか取り戻しつつある日曜の午後です、お元気でお過ごしですか。


生活保護とかブラック企業とか就活うつとか、いろいろなトピックが立っては流れていくはてなブックマークですが、読んでいて共通して感じたのが「みんなで不幸になろうとするのやめたい」でした。

片山さつき×安田浩一 生活保護に関する対談 「本当に困窮して三食食べられない人がどれくらいいると思う?ホームレスが糖尿病になる国ですよ」http://togetter.com/li/511918

「疑わない」という怠惰について|24時間残念営業http://lkhjkljkljdkljl.hatenablog.com/entry/2013/06/01/232610


個人的な立ち位置としては24時間残念営業店長さん(?)と近くて、元々20代の頃はごはん食べない寝ないで働いてこれたというかマジメに社会人やりはじめたスタートが遅かったのでそれを取り戻すにはそれしかないと思い詰めて社畜をやって、30代結婚というか夫との出会いを契機にあれこれでいいんだっけと目が覚めて、そしたら思ったより身体も丈夫じゃなかったことに気付いてバランス取りながら働くやり方を模索しているなうな感じです。
なので、「死ぬ気でやれやー!」の人の気持ちも言い分もなんとなくわかるし、「殺す気かボケー!」という人の気持ちもよくわかります。限界値って人それぞれで、自分が出来るからってそれを他人に押し付けちゃいけない。ただ、何かをバーンとやろうと思うとき、無理しなきゃいけない瞬間って少なからずあって、それをするなってわけじゃないし、本人がやりたい!と思ってるならサポートすべきだと思ってます。(本人が気付かないレベルで無理し過ぎないよう見守るのも含めて)

自分を基準にして色んなことを設計すると必ずボロが出て、基本的には自分の想像できないレベルで何かが出来ない・苦手な人がいるということを前提にして物事を考えておかないと、リスクヘッジができないんじゃないかなーというのが最近の実感です。


で、それって別にダメなわけじゃないっていうか、当たり前なことで、わたしだって「ここは出来る!」っていう部分と「ここは苦手〜」な部分、両方あるわけで、「出来ない自分」が存在することを許せず自分でそれを責めてたら病気になっちゃった☆(ゝω・)vというわけなので、自分を責めないのと同じように他人を責めるのもやめようと決めています。いやだって無理だろ。出来ないものは出来ないし、出来ないものを出来るようになりたいと思うならサポートしたり応援したりするけど、そう思ってない人を無理やり努力させようとしてもどこかで破綻しますよね。


だから大事なのは「その人の身の丈にあったスケールで、継続できる負荷でやり続けられる仕組み」を作ることと、「80%くらいの労力でやりたい人たちの集合でもモノが回るように全体を設計すること」なんじゃないかなと思います。知らないですけど、政治家の人って立派な大学出てたりして、きっと頭よかったりするわけですよね。そういうのやってくれないと困っちゃいます。


同時に自分も一人の人間として「自分より弱く、自分より何かが出来ない(不得手)人がいるのはごくふつうのこと」という視点で、弱い人がいたら受け容れて、手や知恵を貸したりするのが当たり前だと思える余裕を持っていたいです。


「自分は苦労したんだから、お前もしろ」というのは、なんか本当に卑しいというか悲しいし、恥ずかしい。「知らんがな」って話なんですよね。自分が苦労したのは自分で選んだ道なわけで、それはご立派で本当に素晴らしいことだと思うんですが、こっちからしたら「知らんがな」です。自分の努力を他人に押し付けた時点で、素晴らしいことを成し遂げた人だとしても、超みっともないですよ。


それとはまたちょっと違いますが、普通どおりに生活できていた人が何かのきっかけでスリップして、衣食住に苦労する環境に移行してしまうのって充分自分にも起きうるわけで、そういう人たちを見下すのも本当に恥ずかしいことだと思います。
病気や生活保護や、生きるのにハードな状況って自分にも充分起こりうるわけで、そうなった人を「かわいそう」でも「ああならなくてよかった」と思うのではなく、もちろん「甘えてるんだ」「怠けているからだ」と責めるのでもなく、情けは人のためならずのマインドで助けられることは手を貸して、そういう人が1人でも減るにはどうしたらいいんだろうなあと考え続けていきたいなと思ってます。


残り僅かですが、どうぞよい週末をお過ごしください。


▽この週末で観てとっても楽しい気分になった映画


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