昨日最終回を迎えた「けいおん!!」
☆TBSアニメーション・けいおん!!公式ホームページ
http://www.tbs.co.jp/anime/k-on/
2009年4月〜6月に「けいおん!」(!マークが1つ)が、
2010年4月〜9月で「けいおん!!」(!マークが2つ)が放映され
作中で使われた楽器や小物がバカ売れするなど
話題も多かった作品でした。
若干の歯抜けもありますが無事に2期見終えた感想が新鮮なうちに
所感を備忘しておこうと思います。※長いです
いままで見たことのないタイプのアニメ
けいおん!は元々4コマ漫画が原作のアニメですが、
いままであまりラノベや萌えといった、深夜アニメに
なる類のものに今まで縁がありませんでした。
それまでハマッたことのあるアニメといえば
とか
とか
とか
とか、ロボットとか大きなものが出てくる
重めのテーマのものが好きだったのですが、
ネットでの話題作、ということで「とりあえず」
見てみよう、というのが最初のきっかけ。
乱暴にまとめると登場人物は
この4人と、後輩として入ってくる
- 中野梓(ギター)
お話としては彼女たちが「放課後ティータイム」
というバンドを組んで、楽しくほのぼのとした学生生活を送る、
ただそれだけです。
#もちろん細かく言うといろいろあるのですが…
なのに、なぜ最後まで見てしまったのか?
時間帯が絶妙
まず大きかったのが「時間帯」でした。
多少の前後もありましたが平均して深夜1時半〜2時半の間に
放映されていたので、仕事が終わってからでも充分見ることができた。
これが重要だった気がします。
余談ですがわたしの周りの会社員に聞いた中で、
一番よく見られているテレビ番組はテレビ朝日の
「お願い!ランキング」でした。
なんで?と聞くと、多くの人が
「家に帰ってきたときにやってるから」という、
たまたまテレビをつけたときにやっていることが多い番組だから、
というだけで、予想以上の認知度があり、驚いた覚えがあります。
なので、深夜1時半〜というのは、
録画するほどでもなく、絶対に見る!という気合もない
というレベルのわたしでも「今週も見れそうだから見よう」と
思える時間帯だったのです。
内容のゆるさが逆に良かった
深夜、寝る前にのんびり見ようという時間帯なので、
「内容が薄くてゆるゆる」と言われる内容が逆に
しっくりきたという気がします。
寝る前、「ああ明日も仕事でしんどいな」と思うときに
重い話や深刻な展開を見たくない。
ほぼ寝るしたくが済んで、ダラダラしながら、
同じようにダラダラ過ごしている彼女たちの放課後を見て
「あーあるある」と共感したり、笑ったり。
リラックスして楽しめたのも見続けられた理由だと思います。
共感しやすい登場人物と内容
Wikipediaで彼女たちのプロフィールを見てみると
ものすごく数値がリアルなんです。
そして動いているところを見ても、
なんかもう10代女子らしく、自然にムチムチしてる。
誰も超絶巨乳とか不思議な細さの子がいない。
また、内容も日常のほのぼのとした物語だけあって
生徒会長が魔王だったり死後の学校が舞台だったり
変人の美少女が自分にだけ親しくしてくれたりとか、
そういった設定がまったくない。
誰しもが通るような通らないような、
学校へ行って、部活に入って、友達とグダグダして、
夏になったら海へ行って、文化祭では盛り上がって…
という、自分の思い出を投影して楽しめるお話。
ここが入り込みやすかったポイントではないかと思います。
ネット上での「連帯感」
さらに、ネットでのクチコミが後押しをしてくれました。
1週見逃しても、ネットには今週分のあらすじや分析、
熱のこもった感想がアップされ、Twitterでは
「来週はこうなる」「いやこうじゃないか」
など、様々な視点からの意見が見られます。
また「このシーンの小物はこれじゃないか?」などの
「特定」なるものも多くアップされ、ただ単に
アニメを見て終わるだけ以上の楽しみ方がありました。
オープニング曲にあわせてTwitterで
「<(`・∀・´)>ハッ!」
という顔文字をTweetするなど、「ネットを通じた連帯感」も
わたしにとっては見続ける大きなきっかけでした。
「○○さんも見てるみたいだから、見るか」
「わたしも一緒に盛り上がりたいし、見とくか」
ほんとにこの程度の後押しですが、見るか見ないかを
分けたポイントだったと思います。
ということで
思えば1年以上、火曜の夜はけいおん!を見て来たわけですが
飽きっぽい自分がよくこの長い期間、最後まで見届けたなあ
と不思議になって、まとめてみました。
こうしてみると、お話の内容以外にも様々なことが
きっかけとなって後押しされていたんですね。
まだあと番外編が2回あるということなので、
そちらも引き続き楽しみにしていたいと思います。
☆TBSアニメーション・けいおん!!公式ホームページ
http://www.tbs.co.jp/anime/k-on/