インターネットの備忘録

インターネット大好きな会社員がまじめにつける備忘録です。

あなたの人生は、あなたしか生きることができない

Sponsored by SK-II

不惑が来る!

わたしは8月生まれなのですが、今年の誕生日を迎えると、10の位が1つ増えます。つまり40歳。「四十にして惑わず」という言葉があるそうですが、まさに不惑。いろいろと迷うことや悩むことが、少なくなりました。


振り返ってみると、いままでの人生で迷ったり悩んだりしてきたことの大半は、「他人からどう見られるか」だったような気がします。たとえば「もう○歳なのに××できていない」「こんなこともできないなんて、みっともないと思われる」のような。


でも、年齢を重ねて神経が図太くなってきたのか、図々しくなったのか、だいぶ「他人にどう見られようと、どうでもいい」と思えるようになりました。それは、自分にとって大切なこと、大切にしたいこと。どういう自分が居心地がよくて、どういう自分でいたいか、が見えてきたからかもしれません。


もちろん、他人の目線で自分を客観的に見るのは重要なプロセスですが、だからといってそれに振り回されていては、自分の居心地の良さを確保することはできない。そう思えるようになりました。

20~30代は「何かの期限」に怯えていた

では、30代までの自分は、「他人から見た自分」のどんな部分に怯えていたのだろう?と考えたとき、それは「一般的に○○する期限」でした。


幼いころは気にすることのなかった「年齢」。東京、ソウル、上海で同じように生まれた彼女たちは、成長をするにつれ自分自身で人生を切り開き充実した生活を送る一方、だんだんと年齢を重ねることへの不安や、プレッシャーを抱え始めます。「30歳までに結婚に目処をたてたい。」「仕事でも30歳までに見通しがほしい。」「このままでいいのだろうか。」と焦りや重圧を感じ苦しむ女性たち。彼らがプレッシャーを感じるのは、家族からの期待、結婚を急がせる広告、そして友人のSNSの投稿など。


――SK-IIプレスリリースより引用


SK‐IIが6月22日より開始している『年齢って何だろう』キャンペーン、『期限なんてない』の動画にも「誰かに決められた期限なんてない」というワードがあるように、勝手に自分で自分の年齢を、「誰かが決めた期限」で測り、焦っていたんですね。


「誰かが決めた期限」の「誰」は、いまだに自分でもわかりません。親や親類から言われていたのかもしれないし、雑誌やテレビなどのメディアから影響を受けたり、身近な友人たちが言う「何かの期限」を、そのまま自分にも適用していたのかもしれません。


いずれにせよ、「○歳までに結婚して、○歳までに第一子をもうけて、○歳までには……」のように、自分ひとりではどうしようもない人生の出来事に締切日を作り、間に合わない、遅れてしまったから巻き返さなくてはいけない、とひとり勝手に振り回されていたんです。

「期限」はある?ない?

では、親や友人たち、メディアがいう「期限」は、ほんとうに重要だったのだろうか?と考えたとき、100%「重要でない」と言い切ることはできません。出産や育児など、特定の何かをするのに「適正なタイミング」というのはあって、その期限を知っているか知らないかで、デメリットはある。


ただ、自分がそれぞれの期限を過ぎたときに、「ああ、間に合わなかったけれど、これはこれでいい人生だな」と思えるかどうかのほうが、もっとずっと重要だと感じています。100人の人間がいれば、100通りの人生があります。そしてそれぞれの人生において、それぞれ分からないなりに迷い、選び、後悔したり、それを乗り越えて生きている。


このブログではメールアドレスを公開しているので、様々な人から人生相談のようなメールをいただきます。しかし、アドバイスを何千文字書いて送ったとしても、そのアドバイスを採用するかどうか無視するかは、相手次第です。同じようにコラムを何万文字書いたとしても、それを読んだ人の人生をわたしが代わりに生きられるわけはなく、あくまで何かの助けになればいい、と祈るような気持ちで書いています。


だとしたら、わたし自身の人生もわたししか生きることができないし、わたししか責任を取ることができないのだから、「自分くらいは自分の人生を肯定してやろう」と思うのです。

あなたの「したい」で生きていけばいい

30代を終えるにあたって思うことは、「期限のあるものの存在も知り、必要かどうかを見つめ、その上で『自分はどうしたいか』を考えればいい」ということ。


恋愛や結婚など、自分ひとりではどうしようもできないことも、もちろんあります。だとしても、よくわからない「誰かの目」や「誰かの批判」に怯えて、したくもないことを追いかけるほど、人生は長くない。わたしの人生も、結婚に失敗したり子供を持つ機会に恵まれなかったり、100点満点とはとても言えたものじゃありません。


欲しいものすべてを手に入れるのは大変だなあ、と、たまにしょんぼりしながらも、あるひとつの選択肢を手放してみたとき、思ってもみなかった新しい選択肢が見えてくることがあります。そしてその新しい選択肢を選んでみると、今まで想像していなかった世界が広がり、歩けないと思っていた道に足を踏み入れて、どこまででも進んでいけそうな気持ちになりました。


『人生』というゲームで得られる宝物があるとしたら、わたしはそのすべてを手に入れられたわけではありません。人生の折り返し地点まで来ているというのに、自分と他人を比べて、持っている宝物の少なさにしょんぼりしたり、たまに他人を羨んでしまうときも、正直あります。心無い人から無責任な批判を投げつけられ、積み上げてきたものを何もかも投げ出したくなるときもあります。


でも、わたしが生きている人生において、わたしにしか選べなかった選択肢があり、それはこれを読んでいるあなたにとっても、同じはず。もし何かに迷うことがあったら、自分が生きていやすく、居心地よく過ごすにはどうしたらいいか?を考え、自分の中のネガティブな感情も含めて「自分はどうしたいか?」を見つめてほしいと思っています。


あなたの人生は、あなたしか生きることができません。それはつまり、あなただからこそ得られる喜びや幸福、悲しみや悔しさ、様々な経験があるはず。誰かが作ったロールモデルや期限に振り回されず、自分が得た感情をめいっぱい味わって、人生を豊かにしていけばいい。わたしも同じように、得た感情が甘いものでも苦いものでもそれぞれをしっかり味わって、豊かな人生にしていければいいな、と思っています。


今日はそんな感じです。
チャオ!

特別お題「『選択』と『年齢』」

はてなブログでは、SK-IIの提供で特別お題キャンペーンを実施しています。キャンペーンの一環として、多方面で活躍するはてなブロガーに「『選択』と『年齢』」について記していただきました。