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インターネットの備忘録

インターネット大好きな会社員がまじめにつける備忘録です。

「はざま」の領分

雑記

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書いたものにリアクションをもらうのは、とてもうれしい。ありがとうございます。

しかしこれを「ファンタジーのようでリアリティがない」と書かれてしまう状況と、「そういう状況から変われない場所が、まだまだたくさんある」という事実に、たいへん心を痛めています。というのも、そういう世界が当たり前な状況を作ってこれなかったのは、ある意味、わたしたち世代の責任でもあると思うからです。

わたしがいる世代というのは、まだまだ上の世代も元気な一方、下の世代も実力と経験を兼ね備え始め、いよいよ本気で働くぞというタイミングで、ちょうど「中間管理職」といわれるポジションです。

そして同時に(サイボウズ式の連載でもよく書いているように)、働き方の変革期が到来している昨今、「上からされたこと/教わったことを、そのまま下にしていると、時代の変化についていけない」という難しい状況でもあります。

男女雇用機会均等法の制定が1985年、わたしたちの上の世代の女性が社会進出を果たし、バリバリと切り拓いてくれてきた道を、ありがたく歩かせてもらっている、という自覚がわたしにはあります。さらにそのもう一世代上になるであろう、わたしの母なんかは「女が外で働くなんて」「女が学問をするなんて」という価値観で、ガチガチにされていたわけです。
もし、その状況に自分が置かれていたら、今のわたしではないわたしが出来上がっていたのだろうと思うと、心の底から感謝していますし、わたしみたいなただの一般社会人が、こんなふうにして偉そうに「自由な働き方とは」「女も自立して働こう」とか言えるようになったのも、その世代の、そのまた上の世代の先輩方の努力のおかげなわけですね。

「そんな大げさな」と思うかもしれませんが、ともかく、わたしにはそういう自認があるのです。なので、社会に出て、仕事が楽しくなり始めた頃から、わたしも自分の下の世代の女性たちのために何ができるか考え続けたい。そしていくつになっても「あんなふうに働けたらカッコいいな、楽しそうだな」と思ってもらえるよう、いい感じの背中を見せていこうと決意したのですが、それでもまだまだ、力及ばずなのだよな、と、改めて実感しました。悔しいですね。

その上で、わたしが決めていいることが3つあります。

ひとつめ、そういう状況がある、というのを認識しつつ、「それでも社会をよくするために、1つ1つ変えていこう」という気持ちをなくさないこと。
ふたつめ、個人ブログを含むメディアの役目のひとつには「空気の醸成」があると思うので、前時代的で非効率な価値観について「いけてないよ」と言い続けること。
みっつめ、なにより、わたし自身が上の世代のいいところを引き継ぎ、よくないところを改善し、「働くことで社会を変えていく」理想の体現者であること。

いつかどこかで心が折れたり、わたしの人生の優先順位がガラッと変わって価値観が変化しない限り、この3つのことは、ずっと続けていくと決めています。フリーランスを経て組織に戻ってきて、その思いはより一層深まりました。多くの人と関わり、「会社」という大きな生き物をどうやって乗りこなして、関わる人たちの人生を良いほうに向け、ひいてはどのようにして社会を良くしていけるか、というのは、個人的に死ぬまで取り組み続けたいことのひとつです。それは「上から引き継いだバトンを、しっかりと下の世代に受け渡ししたい」という、「はざま」にいる人間の役目であり、領分なのだろうと思っています。

と、いう気概でやってまいりますので、これからも応援していただけると幸いです。なんかずいぶんと、意識が高いことを書いちゃったな!まあそういう日もありますね。そしてサイボウズ式の連載では、今後もそういうことを書き続けていくつもりなので、あわせてどうぞご贔屓に!

cybozushiki.cybozu.co.jp

今日はそんな感じです。
チャオ!

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