インターネットの備忘録

インターネット大好きな会社員がまじめにつける備忘録です。

「信頼」という切れない糸

夜中の電話は、ドキッとします。

 メールもLINEもメッセンジャーもある時代、わざわざ電話をかけてくるということは何らかの意思があるわけで、その緊急度や内容の重さを予測し緊張するのだと思うのですが、今回、かかってきた電話は、赤子の誕生という嬉しい報せで、声と言葉をリアルタイムで交わし、一緒に喜び合えることをとても嬉しく思いました。

電話の相手とはもう15年近い付き合いで、以前は頻繁に会って遊んでいた仲間のひとりで、その中でも特に気の合う友人でした。お互いの環境の変化もあり、年に1回会えるかどうか、以前のように頻繁に連絡をすることも、顔を合わせることもなくなりましたが、それでもこういうときには必ず報せてくれる、ということが、本当に嬉しかった。
頭が良く辛辣な友人なので、意見が衝突したりわたしがへんな行動を取ったりするとズバズバ指摘されよく口論になって、あまりの厳しさにわたしが泣いたりしてしまうこともありましたが、そうやって作ってきたもの、彼はわたしを甘やかさないし、わたしも彼に嘘をつかない、という付き合い方でつくれた信頼は、今も途切れていないんだと実感でき、とても幸せな気分になったのでした。
 
村上龍「オールド・テロリスト」にこんな表現が出てきます。
「愛情というのは、具体的にどういうものか、わたしはあまり知らない。でも、愛情がない人が、何をするかはだいたいわかる。いなくなるから。たぶん愛情というのは、量で計れるもので、ゼロかマイナスになると、たいてい、その人は、いなくなる」 (P.475)
カツラギというヒロインが愛情について語る言葉です。
そして彼女は信頼について
「信頼は量では計れなくて、ラインというか、糸とか、線とか、ケーブルというか、そんな感じでしょう。愛情の量がゼロになっても、信頼という、お互いをつなぐ、ラインとかケーブルが一本でも残っていれば、コミュニケーションの可能性があるってことじゃないのかなぁ。(P.476)
オールド・テロリスト

オールド・テロリスト

 

と語るのですが、わたしにも見えないラインがたくさん走っていて、それは普段は見えないけれど、絶対につながっている。信頼は、減ることもないし、増えることもないけど、切れない限りは、つながっていられるんですね。

 
というようなことを実感した出来事だったのでした。
さて週末です。あいにくのお天気のようですが、朗らかにお過ごしください。
 
今日はそんな感じです。
チャオ!
 
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