連休最終日のお楽しみとして、あの『肉山』プロデュースの新しいお店に行く、というのがありました。その前に、そもそも『肉山』って何よ、という話から。
予約は半年〜待ち、吉祥寺『肉山』
吉祥寺に予約が取れない人気店『肉山』というお店があります。何しろお肉がおいしくてコスパが良く、行った人々が「肉山に登頂しました」とSNSに誇らしげに写真をシェアするような感じの、インスタジェニックなお店、それが『肉山』……。
根っからの面倒くさがりのわたしにとって、予約が取れないお店というのはとても敷居が高く、縁遠い場所だと思っていたのですが、それでも神泉「産直屋たか」でさえ友達の空き枠で入れたわけで、いつかおこぼれが来るだろう……と思っていたら、来ました。『肉山』プロデュースのお店、『肉と日本酒』の予約に空き枠があるよ、というお誘いが!
4月にオープンしたばかり、貸切のみの千駄木『肉と日本酒』
『肉山』プロデュースの新店、『肉と日本酒』はオープンしたばかりで、かつ、貸切のみの焼肉とのこと。それでもすでに予約は半年待ちだそうなので、ワクワクしながら当日を迎えます。
千駄木駅から約5分。お肉のコースは+飲み放題(ビールと日本酒)、1人あたり6,500円という破格のお値段。とはいえ激安焼き肉ならもっと安い価格でも楽しめるよな〜と思っていたら、とんでもなかった。
何しろお肉のクオリティが高く、至れり尽くせり
普段はつつましく暮らしているわたしですら分かるレベルの、赤身とサシの入った高級なお肉が惜しみなく出てきます。タンだけでも先・中・根本の3種類。塩とタレの2皿がサーブされます。接待焼き肉なら1皿で3,000円はくだらないクオリティ。固定価格&予約客限定だからこそ出せるメニューなんだろうなという感じです。
コースは乾杯から2時間半。飲み放題&持ち込み自由なので、ビールや日本酒が苦手な人は、チューハイでもソフトドリンクでも持ち込めます。お水やコップはお店にあってお借りできるので、不自由はありません。
日本酒は冷蔵庫に一升瓶が複数種入っており、そこからセルフで持ってきて注いで飲む感じ。KURANDとかと似たシステムですね。わたしが日本酒に詳しくなくて本当に申し訳ないのですが、どれも酒屋さんがセレクトした希少なラインナップということで、どれをどう飲んでも、おいしい。前菜にキムチとナムルもついてくるので、あとはお店の人に案内されるがまま、お肉を焼いていくスタイルです。
白いご飯とわかめスープがセルフで食べられるので、小腹が空いたときも安心。同席した男性は、白いごはんに肉を載せてもらって、オリジナル牛丼を作っていましたが、これは何……?!という驚きの旨さでした……(驚きすぎて写真撮るの忘れた)
さらに白いご飯を卵かけごはんにしている人もいれば、白飯のみでもりもりお肉を食べる人、サンチュで包んでヘルシーに平らげる人、思い思いのスタイルでお肉をいただいて、最後に締めの冷麺まで。
それでもやはり出色は日本酒ではないでしょうか。焼き肉と日本酒、意外と合う!
この肉グラス、欲しい。
日本酒はいろいろありましたが、まさかの獺祭まで飲み放題に入っているとは思わず……、迷わずお願いしました。
20名以上で予約可とのことなので、まず先にお店を押さえてそこから人数を集める感じがよさそうです。人見知りのわたしでしたが、おいしいお肉とお酒は知らない人同士のコミュニケーションも促進してくれて、楽しい時間を過ごすことができました。
当日はこちらの記事を参考に向かいました。詳しくてよかった!
なんだかんだで、良いお店は良い
予約至難、と聞くとちょっと敷居が高いし、面倒だなと思って避けてしまいがちなのですが、それでもやっぱりおいしいものは、おいしい。
それに最初は「えっ」と思うようなシステムも、やはり「安くておいしいものを提供したい」と思うお店側の試行錯誤の結果だったりするわけで、そこはお客側も歩み寄って、一緒に良い空間を作って行けるといいなと思ったのでした。
このへんは去年行った北山珈琲店にも通じるかも。
お店は新しく清潔で、シックな雰囲気が良かったです。お手洗いもきれい。行きや帰りに谷根千を散歩するのも、よいかもしれません。このエリアで焼き肉ならお隣駅の『西日暮里ホルモン』一択でしたが、大勢で、かつ予約が取れるなら、こちらもありかも。(予約が取れれば、の話ですが……)
それにしてもおいしいお肉とお酒があると、そこには必然いい笑顔がありますね。30名弱の人たちがワイワイと楽しそうにしているのは、とてもよい光景だなと思った連休の最終日だったのでした。
また明日から頑張れそう。
今日はそんな感じです。
チャオ!