世界を変えた素晴らしい人にも平等にそのときは訪れる。
どれだけやりたいことがあっても、すべきことが残っていても、否応なしに終わってしまう。
だから後悔しないように、いつ死んでもいいように精一杯やっていくしかなくて、それが世界を変えることにつながらなかったとしても、少なくとも、自分の周りの人たちだけでも幸せにしようとすることからしか始められないのだと思う。
「自分はあの人のように世界を変えるなんてできない」と諦めて、ぼんやりと日々を消化していくよりは、何かしたいと願って、砂のひとつぶでも積み上げることが世界を変えるきっかけになる。
というか、そう信じて、漠然と心に立ちのぼるこの何かを、絶やさず燃やしていくしかない。
自分がこの時代に生まれた意味は?あの人と同じ時代を過ごした意味は?あの人ではなく自分がまだ生きている意味は?
たぶんあの人のように世界を変えることは無理だけど、どうせまだ死ねないのなら、平等に来るそのときに「ああ楽しかった」「それじゃ、お先に」と言って、笑顔で舞台から降りられるよう過ごしたいと思う。
さようなら - KON'S TONE
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