ごぶさたしております。約2ヶ月ぶりの更新です。
もろもろありまして、休養中の身なのですがなんとかやっております。
しばらくは考えがまとまらなかったり体調そのものが悪かったりで
しかも昨年書いたエントリが思わぬきっかけでホッテントリ入りしたりして
次に何を書いたらいいか、自らハードル上げたりしてウワァァァ、
みたいな感じだったのですが、リハビリも兼ねて気楽にまとめてみたいと思います。
←のプロフィール写真は何?と聞かれたことをきっかけに
実は落語に興味があるんだけれどもとっかかりがない、という人が
意外に多いような気がしたので、今回はちょっとそのへんを。
#ちなみに写真は古今亭志ん生さん。大好きな落語家さんです。
わたし自身も落語はまだまだ詳しいといえるほどではなく、
まったく知らない人よりはちょっと知ってる程度です。
そのくらいの人がとっかかるのによさそうなこと、というか
わたしが落語に親しんでいった流れをそのまま
まとめてみようかと思います。
「とっかかりやすく」
「手軽に(なるべく無料で)」
「すぐ見てみることができる」
あたりを意識してみました。
1)顔を知ってる落語家さんから入る
最初はどうしても慣れないというか、「どう聞いていいのかわからない」
というのがぶつかった壁だったのですが、いわゆる「テレビでよく見る人」が
話しているものの方が入りやすいのではないでしょうか。
ということで、メジャー感と聞きやすさで桂歌丸さんを。
「出かける猫に行くさき聞けば、旅行が好きで『また・たび』だ。歌丸です。」
の歌丸さんです。「いやそこは○○だろう」というご意見もあるでしょうし
いっぱいいっぱいおすすめしたい方はいるのですが…
ちょっと長いですが、夏らしく「お化け長屋」です。
2)噺のあらすじをおおまかに知っているものから入る
これも同じく「とっかかり」としてよいかなと思うものです。
わたしが子どもの頃からなじみがあったものを挙げてみますね。
目黒のさんま
→わたしが最初に覚えた話です。目黒不動尊へお参りにいったお殿様が帰り道、
さんまの焼けたいいにおいにつられて農家のお爺さんに分けてもらって、
初めて食べたところあまりのおいしさに夢中になってしまい…というお話。
これにちなんで目黒では、さんまを無料でふるまう「秋のさんま祭り」があったりします。
まんじゅうこわい
→「あいつが怖いものを持ってきて、怖がらせてやろう!」という悪友の魂胆に気付き、
本当は大好きなのに、おれはまんじゅうが怖い、怖いよぉ!と逆のことを言って
まんまとお饅頭をせしめるちゃっかりした人のお話。「まんこわ」と略されたり。
「ブクマが怖い、ブクマが怖い、ホッテントリなんてもっと怖い」
「赤ふぁぼが怖い、赤ふぁぼが怖い」とか言われているとかいないとか。
皿屋敷
→歌舞伎の演目でもありますが、落語では怪談話をパロディにして笑い話に。
ひとそろいのお皿のうちの1枚を割った、という濡れ衣をきせられて手討ちにされ、
井戸に放り込まれた(身を投げた、という話もあります)奉公娘が
恨みのあまり化けて出て、毎晩毎晩、井戸の底から「いちまい…にまい…」と
お皿を数える声がする…という怪談がある。
今でもその幽霊が出るらしいというのでその井戸をひとつ見物に行こうじゃないか、
ということで押すな押すなの大騒ぎになり…というお話。
それぞれ有名なお話なので、いろんな落語家さんがやられていますが
少しずつ改変されたりオリジナルのものが加えられていたり、見比べるのも楽しいです。
あとは死神とか寿限無とかとかまだまだたくさんありますが、
また別の機会にまとめてみたいと思います。
3)漫画やネットでも知ってみる
落語についての漫画はたくさんあるのですが、最近セブンイレブンで
売っている廉価版コミックスが入りやすいかも。
- 作者: 古谷三敏
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2010/06
- メディア: ムック
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あとは便利なサイトなど。
・落語ファンドットコムhttp://www.rakugofan.com/
初心者向け情報が充実しすぎていて涙が出ます
Twitterも!→ http://twitter.com/rakugofancom
・落語あらすじ事典 千字寄席http://senjiyose.cocolog-nifty.com/fullface/
落語を聴き始めのころは本当にお世話になりました!
こんなところでしょうか。
本当にまったくなじみがない・これから聞いてみたいけどよくわからない、という人向けに
絞って絞ってまとめてみたので、いろいろと足りないところもあるかもしれませんが
今日はこのへんで。
最後に、このエントリをまとめるのにあちこち調べていたらこんなのを見つけたので。
ビートたけしさんの落語です!
ひさしぶりに文章をまとめると疲れますね!
ではまた。