「はてなさんがアメリカ撤退をして、京都へものづくりの現場をうつす。」
ということを聞いて、いろんな思いが交差した。
いちユーザーとしては、どっちでもいい。おもしろければ。
うちの代表は、全面的に近藤さん支持だ。
それは、代表自身のもつクリエイティビティが
会社の方向性に大きな影響を与える種類の会社どうしだから分かるんだろう。
うちの会社も、きっと代表が走るのを止めた瞬間に腐っていく。
現場はいかに代表が早く走れるか、荷物を軽くしてあげられるかを
必死で考え、雑務を引きはがし、こなしていかなければいけない。
はてはさんはきっと、近藤さんが経験した成功も失敗もすべて含めて、
for exampleとして吸収して進み続けるんだろう。
場所にこだわる気持ちも、なんとなく分かる気がしていた。
弊社はいまのオフィスの前も同じく渋谷、
しかも246を超えずに道玄坂なわけですが
日々過ごす場所であり、通るときに見かけるものは
やっぱりつくるものに影響を及ぼす気がしている。
これでオフィスが青山にあったり、表参道にあったり、
はたまた赤坂にあったり、池袋にあったりしたら、
自然とうちが出す企画の「いろ」が変わってくる。
その地の会社「らしい」ふるまいをするだろう。
ひとの集合体が会社になり、会社に属することでひとが変わるとしたら、
やはりその会社がどこにどうあるかはすごく大切なのだ。
雑居ビルの中、蛍光灯のひかりの下で考える企画と
緑に囲まれ夕焼けに手を止めながら考える企画と
どちらがいい、悪いはなくても、同じものにはならない。
だからうちの代表はオフィスの「場所」にこだわるんだろう。
目から入ってくる情報の積み重ねが行動に影響するからだ。
#そういう意味では風水的にキレイなお部屋は運気がアップ
っていうのも理にかなっているのですね
わたしがはてなを使う理由は、なんだか独特のヘンテコ感があるからで
そのヘンテコ感って海外の人には分かるんだろうか?と思うヘンテコ感。
気づいた瞬間思わずニヤリ、としてしまうような、小さなひとひねり。
その手触りがとても愛着を感じるものだから、思わずふれてしまう。
何十社も会社を営業して回っていると、その会社に属するひとたちが
点描のひとつひとつみたいになって浮かび上がる会社という法「人」が見える。
「そこの会社の人らしい」ひと、立ち居振る舞い、というのが見える。
それが会社の文化だったりするわけで、環境に人が集まって
人が集まって会社になって、会社に人が集まってくるのであれば、
今回の京都移転はとてもワクワクすることのはじまりような気がしている。
京都には京都の手触りがあり、京都出身の近藤さんしか織り上げられない
素敵なテキスタイルが仕上がってきそうな気がしている。
京都、ひさしぶりに行きたくなった。