インターネットの備忘録

インターネット大好きな会社員がまじめにつける備忘録です。

専業主婦に必要なスキルは俯瞰・見極め・切り捨て

専業主婦も楽じゃない - 常夏島日記http://d.hatena.ne.jp/potato_gnocchi/20130211/p1

主婦は東大卒女性の天職http://todaihosotsumama.info/archives/1498

主婦が欲しいのは、「メイド」じゃなくて「執事」(または「秘書」)http://d.hatena.ne.jp/michikaifu/20120822/1345657627

このへんを読んで、元ベンチャー勤務→主婦で現在は兼業家政婦的な視点で思ったことを備忘。

仕事と家庭運営は似ている

これは自分の経験から。
仕事っていうか会社も家庭も、収入があって支出があって、日々の雑事や外せない事柄があり、対外的なお付き合いと、内側を円滑に回すための気遣いが必要。会社だったら売上に当たる部分が家庭なら給料だし、年末年始や季節の付き合いは会社勤め、特に営業さんだとまだ生きてる文化じゃないのかしらん。未だに年賀状送ったりカレンダー配ったりしてるところありますよね。

それ以外にも社員の健康や成長に目配りする上司の仕事は家族への配慮と似ているし、基本的には快適に過ごせるよう努力しつつ、ときにはガマンが必要なこともある、というのも似てる。

全体を俯瞰して優先度を振り分けるスキル

で、仕事ほどマニュアル化されていないので見えにくいんですが、主婦の仕事ってジャンルもスピードも内容もバラバラで、それらを1日の始まりから終わりまでを使ってうまく帳尻合わせるのって、意外と大変です。
うまく時間を使ってこなすためには「1日で自分が自由に使える時間はどのくらいか」「その中でこなさなければいけない家事は何か」「更にその中で毎日行うもの/毎週でいいもの/曜日が決まっているものはどれか」「自分だけで判断できないことは何か」みたいにタスクを細分化して優先度を振り分けないと、あっという間に破綻してしまうので、この見極めが非常に大切。

そうやって振り分けたタスクの中から、「自分がやらなくてもいいもの」はどれかを分類して、外に出すことができる人は、仕事でも同じことが出来た人なんじゃないかな。

他人にタスクを渡すことができる

さらに他人にタスクを渡すことの難しさってみなさん経験あると思うんですが、他人に何かを渡すには丸投げするだけじゃうまくいかなくて、自分がそのタスクについて把握していなきゃいけないわけです。
家政婦を呼ぶのでも、何をどこまでやってもらいたいか、絶対に間違えないで欲しいのはどこか、みたいな、家庭運営を取り仕切る上での判断基準を決めて、相手に伝えられるように言語化しないと、たぶん誰を呼んでもうまくいきません。
ちなみにそういうことを何も言わないでもうまくやってくれる可能性が一番高いのは「実家のお母さん」。自分が育ってきた環境を作ってきた人だし、「よくわかんないけどキレイにして〜」と相手に甘えたお願いの仕方ができるのは身内だから。
そのくらい「自分でも把握できていない細かいコダワリ」があるのが家庭運営じゃないかなーと思います。

つまり何が言いたいかというと

一つの世帯に健康な成人が2人いるなら2馬力で稼いだほうが収入という意味では絶対良いわけで、それをしなくていいよと言ってくれるなら、そのぶん収入以外の部分でバックアップしなければいけないのは自明のこと。
「仕事したくないから専業主婦になりたい」みたいなノリで結婚するとあっという間に家庭運営が破綻して離婚されちゃうと思うから、結婚=ラクになるわけじゃないんだよということを周知しておきたいと思った次第です。


#専業主婦やらせてくれるくらい稼ぎがあるけど家庭内が荒れてても寛容という奇特な男性がいたらぜひご一報ください!

放浪の家政婦さん (Feelコミックス)

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