インターネットの備忘録

インターネット大好きな会社員がまじめにつける備忘録です。

「子宮とるよ」の話、リアルタイムの記録

子宮内膜症子宮筋腫を25年くらい患っており、20代の頃いちど右側卵巣切除の手術を受けています。で、40代も半ばを過ぎ、子宮がんの予防的治療として、子宮摘出を検討しているよ、という話を書き始めます。

かかりつけの婦人科医と話していて挙がった案なのだけれど、2人めの子どもも作らないし、不正出血とかもしんどいし、マメに婦人科検診を受けるなどメンテナンスも大変だし、いっそのこと取っちゃうのもありですよね〜という流れから。

リアルタイムの記録にどのくらい意義があるのか、書けることと書けないことの境目はどこなのか、みたいな迷いはあれども、なんかまあ〜やってみるかと思ったので書き始めてみます。どこまでとるかも決まってないし、もしかしたら最終的に「とるのやめよう」になるかもしれない、というくらいの状況なので、「やめたよ」も「やるよ」も含めた記録として、誰かの役に立つといいな。

手術してもらう予定の総合病院で初診予約が取れたので、まずは宣言から!

雰囲気で親をやっている

子どもが来年、小学校入学というイベントを前に、様々な準備を検討し始めているのだけれど、結局わたしは、自分の親がわたしにしてくれたことの模倣をして親をやっているのだなと思うことがある。

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タスクは「ウッ…」と思うことからやる

2024年ということで、所属している組織のキックオフ司会をやったりしていました。

100名ほどが集まる会なので、セミナールーム的な広い場所でリハをしていたのですが、そこで自分のPC画面を共有した際に、思いっきり自分のメモが画面共有されてしまいまして……

こんな感じで、Google Chromeの「Papier」というプラグインを入れてあり、ブラウザを開くとまずこれが出るようにしているんですよね。それがスクリーンに投射されてしまい、気づいた人から「ウッと思うタスクから先にやるようにしてるんですね!笑」と指摘されて、大変恥ずかしかったです。

でも、これは本当にそうだよなと思っており、「経費精算」とか「契約書の申請」とか、「ウッ…めんどくせえ……」と思うことからやっつけておくと、かなり効率がよいんですよね。PCを開いたりブラウザを開いた瞬間って、新しくなにかタスクを処理しようとしているときなので、自分のHP(体力ゲージ)もまだ残っていたりしてけっこう相性も良かったりします。

ということでなんとなく思ったことのメモでした。では、また。

 

☆「Papier」は以下のURLからダウンロードできます。

chromewebstore.google.com

七草粥と子どもとずっと過ごす連休のしんどさ

正月休みが明けてまたすぐに三連休、というのはなかなかリズムがつかみにくい。わたしは1/4から仕事はじめにしたので、2日働いてまたすぐ三連休に入ることになってしまい、かかったエンジンがシュン……となってしまったような心持ちになった。

さて、1/7には七草粥を作って家族で食べた。

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2024年のはじめとわたしの家族

2024年は夫と結婚して初めて?の、おせち料理なしのお正月。

夫の実家ではおせち料理ではなくオードブルを注文しておせちの代わりとしていたようで、それにならうつもりだったのだけれども、うっかり予約を忘れるという凡ミス。おかげでお正月休みはずっと外食となってしまい、予定外の大出費となった。

 

さて、正月の挨拶で実家に帰ったはいいけれど、父と大喧嘩をした。

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絵に描いた餅でも描かないよりマシ

年末なので、様々な会社の様々なアドベントカレンダーの記事を読んだ。どれも面白く、どの会社も素晴らしい制度設計があり、素晴らしい運用体制があり、素晴らしい思想のもとそれが実現しているように見えた。

ただ、それが実際のところどうかなんてわからなくて、もしかしたら理想は記事の通りかもしれないけれど、実態はもっとぐちゃぐちゃで、混沌としているかもしれない。中の人からしたら、「あんなの、絵に描いた餅だよ」と嫌味のひとつも言いたくなるかもしれない。

でも、最近のわたしは「絵に描いた餅でも、まず餅を描いてみることが大事」と思っていて、ああ、あなたがほしい餅はそれなんだね、まずはそれが分かってよかった、と割り切って捉えられるようになった。

どんな餅が欲しいのかさえわかれば、実際にそれにはどんなものが必要か、イメージすることができる。この「とりあえず描いてみる」というのがとても面倒でダルいんだけど、だからこそ人間がやるべき仕事のようにも思えるのだ。

必要な要件を浮かび上がらせるために、不必要かもしれない情報を集めること。その中から理想やイメージを浮き彫りにすること。なんかこう、わかんないけど、そこにいい感じの脳みその使いどころがある気がしている。そして誰かの「ほしい餅」に実現具体性を与えることが、いまのわたしの主な仕事なのだろうなと思っている。もちろん自分で餅を描くときもあるけれどね!

 

また明日も頑張って働くぞ〜!

今日はそんな感じです。チャオ!

時には昔の話をしようか

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この記事はインターネット老人会AdventCalendar2023、25日目の記事です。

俺とお前とインターネット。お前とインターネットとのなれそめを聞かせてくれ!!

と題して始まったインターネット老人会のAdventCalendarでしたが、様々な記事が集まって、わたしが一番楽しんでいた読者だったのではないだろうかと思います。みなさん、ご参加ありがとうございます。

 

わたし自身は、最初に購入した(正確には祖父母に買ってもらった)パソコンはPC-9821 Canbe。わけもわからず、ワープロソフトで同人誌に参加するための小説を書いたり、好きな文章を写経したりしていました。その後、一世を風靡する「iMac」のボンダイブルー(初代)をゲットし、ハチャメチャにインターネットにハマりました。

当時、もっともハマっていたのは「チャット」。映画好きが集まる「シネマちゃっと」(だったかな)というサイトがあり、そこに夜な夜な通って好きな映画やおすすめの映画の話を語り合う、ということをしており、そこから派生し、HTMLタグを手打ちして自分の日記サイトを作ってみたり、ポストペットで長文メールを送り合うなどしてネットの人たちとの交流を楽しむことになります。

思えば、当時から「ふだんの生活で出会わない人と知り合うことで、新しい人生や視野が広がるんだな」というのを実感しており、今の価値観の礎になっているような気がします。

hase0831.hatenablog.jp

初めてのオフ会もこの頃で、まだ実家にいたと思うのですが、恵比寿の焼肉屋にお呼ばれして参加し、「まだ若いんだから、ここは俺が出すよ!」とオフ会の主催者に奢ってもらった覚えがあります。

いま思うと本当に軽率にネットで知らない人と会っていて、まだ出会い系なんかも盛んではなかったこともあり、牧歌的な時代だったんだな〜と思ったりもしますね。とにかく自分の書いたものを読んでもらいたくてウェブリング日記コミュニティに登録して、「知らない人の日記を読む面白さ」に目覚めたのもこの頃でした。

そこからmixiでの日記や、ブログとの出会いなどがあり、こうしていまもインターネットに日記を書き続けているので、本当に人生何が起こるかわからないですね。

blog.hatenablog.com

 

さて、そんな感慨の中で開催された12/22(金)のインターネット老人会の忘年会。いわゆるオフ会でしたが、お集まりいただいたみなさま、本当にありがとうございました。

約20名、Z世代からアラフィフまで、幅広い年代の方にご参加いただき、「老人じゃないんですけど、来てよかったんでしょうか……」という若い世代の戸惑いにも「老人の死に水を取る人は、いずれ必要になるから!」とおおらかに対応してくださる方ばかりで、話も思いのほか盛り上がり、大盛況のうちに無事終了できたのではないでしょうか。

普段、仕事をする上では、昔の話をするのをなんとなく避けていたり、また、日々発展と変化の激しいIT業界で長く働いていることもあり、過去の話をする機会は多くありません。さらに、子どもを育てていると、目の前のことや未来のことに常に意識が行っているので、「あんなことがあったね」と会話することもなかなかなく、こういう生活が、少なくともあと10〜15年?くらい、わたしの身体が元気なうちは続くんじゃないかなと思っています。

でも、インターネット老人会の飲み会では、みんなが「初めて買ったパソコン、何だった?」であったり、「当時お気に入りだったツールって何?」みたいな「はじまりの話」がたくさん出ていて、人それぞれの歴史があり、その人の価値観のもとになったきっかけなんかを聞くことができて、本当に楽しかった。

みんながガヤガヤと交流している様子を見て、ああ、わたしが当時好きだったインターネットの、経歴も肩書も年齢も関係なく、好きなことの話を好きなだけできる場所って、こういう感じだったな〜と思ったりして、とても感慨深かったです。

繰り返しになりますが、「人との出会いは新しい人生の可能性を連れてくる」というのはずっと変わらない価値観で、インターネットの力を通じてきっかけを掴んだ人との出会いのおかげで、アラフィフに差し掛かったいまもゴリゴリ働いて家族を養えているわけで、なんというか、本当にインターネットってすごい。

 

個人的にはチャット文化を通じて人と知り合ったこと、そして、インターネットに携わりたいという思いで飛び込んだウェブ業界で死ぬほど働いたこと、そしてインターネットに文章を書き続けていることで出会えた(夫を含む)素敵な人たちのこと、すべてが繋がっていて、すべてがかけがえのない時間だなと思います。

もちろん、働きすぎて心身の調子を崩したり、嫌な気持ちになることもあったのですが、なんというか、それすらもいまの自分をかたちづくってくれる因子だよなあと思うと、どんなにつらいことでも、あれはあれでよかったんだな、としみじみ思える日が来るのかもしれませんね。

どこにいるのか今ではわからない

友達もいく人かいるけど

あの日のすべてが虚しいものだと

それは誰にも言えない

加藤登紀子 時には昔の話を 歌詞 - 歌ネット

ということで、たまには昔の話をして懐かしみ、解散したあとにまた前向きな気持ちになれるような、そういう場としてインターネット老人会が続けられると嬉しいなと思っておりますので、あらためてどうぞよろしくお願いいたします。

今日はそんな感じです。

チャオ!