また暑さが戻ってきたり、台風がやってきたりと慌ただしい気候の週でした。いかがお過ごしでしたか。
最近、どうも閉塞感があるというか、以前のように文章が書けなくて、気分転換に本や漫画を雑食することに決めました。なにかがトリガーにならないと書けないタイプという自覚はあり、今週はぼちぼち仕事もあったので、その合間を縫って、ぽんぽんと読書などを。
先週読んだ「センセイの鞄」の漫画版。谷口ジローさんの絵柄が繊細で美しく、わたしは小説版より好きだなあと思いました。谷口ジローさんの絵になると、小説で感じていた生々しさが少し薄れる気がします。干潟の描写がとても好きでした。
家に転がっていた片岡義男「あの影を愛した」。夫の蔵書で、初めての片岡義男だと思うのですが、彼が描くファンタジーのような凛とした女性が美しく、面白かった。特に終盤の展開は読み始めた頃の期待を上回るもので、少なくない驚きとともに興味深く読みました。
途中までになっていたコナリミサト「凪のお暇」4巻まで。空気を読むことに必死で倒れてしまった主人公・凪が、会社や人間関係をリセットし、今までの自分を捨てて変わろうともがくストーリーです。4巻は凪の周りの人たちにも変化が現れ、続きが気になるところ。あと、豆苗が食べたくなります。
そして映画「聲の形」をEテレで再視聴しました。改めて観ると子どもたち大人たちのディスコミュニケーションの話で、伝える・伝わること、向き合うこと、それでも逃げてしまいそうになることが描かれていて、改めてつらい気持ちに。でも劇伴の良さも相まって、素晴らしい作品だと思いました。原作を途中まで集めて手放してしまったので、買い直そうかな。映像のブルーレイディスクも収録映像が素晴らしいとのことだったので、気になっています。
それから元同僚たちと最寄り駅近辺で飲む、というイベントがありました。都心から離れてしまったせいもあり、わざわざ飲みに来てくれるのは嬉しいものです。恋人が外国人の後輩は、お互いの母国語以外でコミュニケーションをとることの難しさに壁を感じているようでした。「ちょっとしたニュアンス、『それはそうなんだけど……』の『けど』のニュアンスが伝わらなくて、『けど、何!?』って聞き返されて、日本語でも説明しにくいし、かといって英語でそこまで伝えられるほどの英語力もなくて、困ってます(彼女の母国語はフランス語)」みたいな悩みを聞き、言語は違えど、自分の思っていること、感情の細かな機微を言葉で説明する難しさを実感しました。
そんなところでしょうか。あと今週は娘の予防接種日を忘れる、娘の「お食い初め」という生後100日のイベントの予約を忘れる、という2大ポカをやらかしたので、もっと目の前のことをしっかり見ておかなければ……。お食い初めはやや遅くなるぶんには構わないようだし、夫婦だけで行う予定なので、まあよしとします。
来週はまた緊張する面談があり、1日店長イベントがあり、誕生日があり、もりだくさんです。気を引き締めていかねば。散歩へ海にも銭湯にも行けてないので、行きたいな。
今週はそんな感じです。
チャオ!