インターネットの備忘録

インターネット大好きな会社員がまじめにつける備忘録です。

チームが崩壊しうる要素3つを備忘しておく

急ごしらえのタスクフォースチームに入って慌ただしい数週間なのですが、「あっこの要素はまず潰しておかないと、チームって崩壊するんだな」と感じた点があったのでメモします。まだあるかもだけど、とりあえずこの直近でやばいなと思ったこと。

Why?まで落とさず作業を進める

「なぜその仕事をする必要があるのか」「これはなんのための作業か」を全員が理解しないまま目先の作業に取り組むと、成果物にものすごいバラつきが出てしまう。その資料は何を伝えるものなのか、要求した人は何を知りたくて必要としているのか、をしつこく確認するのは重要で、それを全員に徹底しないと、やり直しが大量に発生するし、やり直させることで作業者のモチベーションも下がる。

やり直しも「頼んだことができてない」はまだよくて、「頼んでないのにできてない」が、なるべく少なく済むようにしないといけない。

これは、依頼側もただ作業手順を伝えるだけじゃなく、なぜそれをして欲しいか、なぜそれをする必要があるのか、までちゃんと伝える責任がある、という考え方を徹底しないとだめ。

全員の持つ情報粒度にバラつきがある

機密情報を扱ったりしていてメンバー全員に同じレベルの情報を伝えられないのは仕方がないとして、そういう場合には「情報を持っている人」と「持っていない人」との間に温度のズレが出て、「持っている人」の焦りや課題感が「持っていない人」と共有しにくくなるので、フォローが必要。

今回はその管理をミスってしまって、情報共有するときにどの範囲までを許容するか、リスクとのバランスを見誤ってメンバー間に不信感が生まれかけた。危なかった。

これは「持っている人」がなるべく全体の要件を理解して、「持っていない人」、つまり情報を伝えられないぶん持っている情報が少ない人をフォローしなきゃいけないんだけど、これは引き続き今後の課題。情報の取り扱いって難しいな……と思いました。

「違う」「間違ってる」しか伝えない

依頼した仕事が上がってきたとき「これは違うよ」というのはそれ以降の仕事に差し支えるので必ず伝えることになるから問題ないとして(たまに「自分が直せばいいや」で戻さず抱えちゃう人もいるけど)、依頼した通りの仕事が上がってきたときほど、きちんとそれを伝えるのが大事。

自律できてるメンバーほど、その正解例の積み上げでより精度の高い仕事ができるようになるし、それはチーム全体のレベル底上げもつながる。そして何よりモチベーションになる(仕事をがんばりたい、と思っているタイプに限るかもしれないけど……)。

モチベーションって与えることが難しくて、本人たちの気持ちからの「持ち出し」いわば借金みたいなものだと思っているので、なるべく与えられるものは与えたいなと思っています。

 

みたいなことを考えていた数週間でした。

何年やっても「そうきたか〜〜」みたいな感じで新しいパターンや課題が出てくるし、気を付けていても同じ間違いを繰り返してしまって自分の弱点に気付いたりするし、やっぱり仕事って面白いな、と思います。

今日はそんな感じです。

チャオ!