インターネットの備忘録

インターネット大好きな会社員がまじめにつける備忘録です。

死んだらみんな、骨壷ひとつ

 2015年も終わりですね。みなさま、どんな大晦日をお過ごしですか。

 今年の12月は、Advent Calendarをやったりハイパーリンクチャレンジに参加したりしたので、もう振り返るネタもないんですが、それでも年の瀬というのは、何となくセンチメンタルな気分になります。実家にいて、父が整理しかけているアルバムを見返して子供時代のことを思い返したりしているせいもあるかもしれません。

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1年前の今日はこんなことを書いていました。大変そうですね。

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 今年は離婚から2年が経って、幸か不幸か元夫とも良好な関係が築けていて、たまに飲みに行ったり自分のバンドの練習を観に来てもらってアドバイスもらったり、まさに「決断を正しいものにできた」という感じでしょうか。まだ悩むときもあるし、内側から引きちぎられるような感情がわいてくる瞬間もあるんですが、おおむね幸せに暮らせています。

その理由として、やっぱり「書く場所と機会」をたくさんもらえたことが大きい。

自分が書いたものが誰かの役に立ったり心の支えになっている、というのを、たくさん教えてもらった1年でした。頭がよくないのでシャープな分析とか難しいことを考えて書いたりできないし、なるべく平易に、わかりやすく、自分の感情の機微や感じたことを元に、より多くの人が幸せで平穏に生きていくためにどんなメッセージが伝えられるだろうか、という練習を頑張っていてよかったな、と思います。

読んでくださった方、感想を寄せてくださった方、本当にありがとうございます。変に目立つと嫌な言葉をぶつけられることも増えるし、嫌な気持ちにさせられることも多いんですが、ビビリで小心者でチキンハートなわたしがそれでも書き続けられるのは、読んで感想を伝えてくれる方たちがいてくれるおかげです。なんだかんだで離婚は大きなダメージで、自分のアイデンティティが揺らいだし、自分の存在価値みたいなものをまったく実感できなくなりました。自暴自棄にもなりかけたんですが、誘惑にふらつきながらも崖から飛び降りずに済んだのは、そういった支えがあったからだと思います。これからも読んでいただければ嬉しいです。

 さてタイトル、年末に仲の良い友人や仕事仲間と飲んだりしているとき、酔ってポーンと言った言葉なんですが、実際そうだなと思っていて、死んでしまえば骨壷ひとつに収まって、何も持ってはいけないんだから、わたしは死ぬまでにあとどれだけ他者に与えることができるんだろう、と考えています。残すなら、わたしがいなくなったあとでもその人の支えになるような言葉であったり時間であったり、物やプレゼントでもいいですけれども、わたしにあげられるものを、できるだけたくさん与えたい。そして与えて与えて、与え尽くした先にどんな世界があるのか、見てみたい。まだまだ欲も未練もありまくりの煩悩人間なので、その境地に達するまでかなりの時間がかかりそうですが、一歩ずつでも近付いていきたいと思います。
 
そう思うと、これを書いたときから基本的なスタンスは変わってないんですね。書き残すのは、こういう発見もあって楽しいな。

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今年知り合った人に「このエントリを先に読んでました」という人が何人かいて、自分が書いたものがインターネットに漂って、誰かのところに漂着してるんだな〜、そして、それが彼ら彼女らの中に、何かのかたちで残って、折りに触れ思い出してもらえているんだな〜と実感できました。書き続けるうえでそれがまさにやりたいことでしたし、少しつずでも、実現できているんだなと思うと、深い幸せを感じます。そしてそれを言葉にしてわたしに戻してくれた人たちの優しさにも感動して、本当に嬉しい出来事だったのでした。

 

ということで、本年もありがとうございました!
これを読んでくださっている方も、もちろん読んでいない方も、みなさまどうぞよき新年をお迎えください。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

今日はそんな感じです。
チャオ!