インターネットの備忘録

インターネット大好きな会社員がまじめにつける備忘録です。

衣替えの朝、選ぶことは捨てること

だいぶ秋めいてきました。いかがお過ごしですか。

シルバーウィーク中、ちょこちょこ進めていましたが、衣替えをしました。

ニットを出して点検しておいたり、長袖のシャツをハンガーに戻したり、半袖を何枚かしまったり、パジャマも長袖の秋冬ものへ。友人にお洋服好きが増えたので「そろそろせんたく便(クリーニングした衣料を長期間預かってくれるサービス)からコートが戻ってくるから、部屋が狭くなる〜!」とか「ブーツをクリーニングに出さなきゃ〜」みたいな、秋冬の洋服の話題になると、ああそんな時季なんだなあと思います。コートの予約も始まってますしね。

わたしは洋服好きというほどではないので、持っている点数は少ないですが、それでも狭い収納の中で、あれも着たいこれも着たいと場所をめぐって洋服をやりくりする程度にはあります。ニットをどう収納すべきか悩んでいて、ハンガーだとどうしても肩が出てしまうし、畳んで重ねておくのも何となく取り出しにくい感じがして、昨年の冬から無印良品のシューズホルダーを使うことにしました。こんなやつ。

ポリエステル綿麻混・シューズホルダー

ポリエステル綿麻混・シューズホルダー (V)約幅20×奥行35×高さ72cm | 無印良品ネットストア

一足を入れる枠にニットを1枚ずつ畳んでしまうので、都合6枚までは入ります。

薄手のものは2枚重ねたりしますが、基本的に「この枠の中以上の枚数になるまで買わない」と決めたので、黒、濃いグレー、薄いグレーをメインに、白や深い赤色が加わったり、この秋冬ならもしかしたら辛子色とかボルドーとか買い足すのかなあでも似合わないしなあとか考えて、そしたらどれを処分しようかなあみたいに割といい感じの運用になっているのですが、「何かを選ぶ」ことと「何かを捨てること」は近くて、というか、2個で1セットなんだろうと思います。

以前、「カバンとか荷物は持たない。いざというときのために両手をあけておかないと、必要なものがあらわれても掴めないから」という人がいて、面白い考え方だなと思ったのですが、それに近いのかもしれません。

 衣替えをしながら、「今年の秋冬はどんな服を着ようかなあ」と考えるのは「この先の自分はどんなふうに生きたいのかなあ」と考えることと通じていて、例えばデート用のワンピースを処分したり、仕事のためのジャケットを新しく買おうとしたり、何を捨てて何を買うか、にあらわれてくるのかもしれないと思いました。もちろん手持ちの服がここ何年も変わってないな〜みたいな時期も、ありましたしね。

 なんでこんなことを考えたのかというと、当時の自分的には(いや今の自分にとっても)大奮発して買ったデート用ワンピースを処分することにしまして、ちょっとドキドキしているからです。貧乏性ですね。でも、「もうこれは捨てよう」と思えたとき、ああもうわたしはそんなふうに身の丈に合わない服を着ないと釣り合わない、と思うような相手との関係を持とうと思わなくなったんだな、としみじみした次第でございます。ていうかデートにしか着ていけないような華やかなワンピースを、住んでた家の家賃に近しいお金を払ってまでなぜ買ったのか……若気の至りって怖い。もうしません。

 

ニットの手入れは毛玉ブラシがおすすめです。こちらもあわせてどうぞ。

今日はそんな感じです。

チャオ!