インターネットの備忘録

インターネット大好きな会社員がまじめにつける備忘録です。

「プライド貯金箱」の話、の、つづき

前にこんな話を書きました。見た夢の話。

hase0831.hatenablog.jp

この方法でしばらく運用をしていたのですが、年明けから、ちょっといろいろあって、プライド貯金箱の残高が、激減した時期がありました。傷ついたプライドを快復するために引き出す一方で、ぜんぜん貯まらなくて、やばい、これはつらい、このままだと精神が死んでしまう、心が目の粗い紙ヤスリみたいにザラザラだ、と思って焦っていたのですが、また、新しい夢を見ました。

夢のなかでわたしは、相変わらず胸のところに貯金箱を抱えて、その中身が少なくなっていることを憂いており、どうしよう、どうしよう、とオロオロしていました。つらいなあ、悲しいなあと思いながら、抱えた貯金箱を覗いたり振ってみたりしていたんだけど、そうやって思いつめているのにも飽きて、急に馬鹿馬鹿しい気持ちになり、ふいに貯金箱を投げ捨ててみると、地面に叩きつけられた貯金箱はガラスが割れるような音がして、粉々になりました。
貯まっていた僅かなお金もほうぼうへ散ってしまったのですが、捨ててみたら、思っていたより貯金箱が重かったのか、なんだかとても身軽になったのです。何も貯まることはなくなってしまったけど、そのぶん、貯金箱を守る必要もなくなり、誰かに減らされることをびくびくと恐れなくてもいいんだ、と思ったら、重い荷物を下ろしたときのような開放感に包まれました。

あの貯金箱がなかったら困る、とあんなに思っていたのに、放り投げてみたら、こんなに身軽で、へっちゃらなのか、じゃあ、もしかして、最初からいらなかったんじゃないかしら、とさえ思いました。とはいえ、まあ、あれはあれで必要ではあったのよね、と思いながら、身軽になったわたしは足取りも軽くあちこちへ散歩をして、いつもの大好きな人たちと会うんですが、やはり彼らはわたしの貯金箱へお金を入れてくれようとします。

あ、わたし、もう貯金箱は持ってないのに、と思うのですが、不思議なことに胸の部分には、お金の入るスリットの空いた透明な板、のようなものがあって、まるで貯金箱の投入口のように、相手がお金を入れることはできるんです。でも、箱の部分がないから、どんどんお金はこぼれ落ちていく。相手はそんなこと気にせずにお金を入れてくれるし、わたしはその貯まり具合を気にすることなく、ただ、「入れてくれてありがとう」とだけ思って、お互いニコニコしている。

何も貯まってはいかないけど、そのぶん重くもならないし、引き出せなくなってしまったものだから、残高を気にすることなく、むしろすっきりと諦めた気持ちになれる。もらう言葉や愛情はただわたしの胸を通過していくだけで、その重さや大きさを気にしたり、貯まった量を測る必要がなくなりました。これは楽だなあ、と思っていたところ、あることに気が付きました。
相手がスリットにお金を入れてくれると、板の部分から短いきれいな音楽が流れてくるんです。わあ、なんだこの素敵な音楽は、と思って耳を澄ますと、とてもきれいなメロディで、あっという間に終わってしまうんだけど、聴くだけでうきうきしてきて、それだけで、もうじゅうぶん、と思えました。
何も貯めておかなくても、引き出してどこかに充当しなくても、わたしはこのうきうきした気持ちを忘れないし、わたしがわたしの好きな人たちと一緒にいられる限り、この音楽はずっと流れ続けるんだ、と思ったら、とても心が軽くなりました。

いつかこの短い音楽をつなげて、1つの曲として聴けたらいいなあ、と思ってニコニコ笑っていたところで目が覚めると、猫がにゃーんと鳴いて、ザラザラだった気持ちはすっかりツルツルになっていました。

 

自分で見た夢をまた上書きするような夢は初めてだったので、もしかしたら、前にこの夢を見たときに考えていた「悲しみのやり過ごしかた」を、わたしは覚えられたのかもしれないなーと思ったのでした。めでたしめでたし。

 

連休明けの滑り出しは順調ですか?お互い、がんばっていきましょう。

今日はそんな感じです。
チャオ!

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